世界遺産「姫路城」の見どころを徹底ガイド! 天守閣からの絶景や美しい紅葉を満喫

別名「白鷺城」。白鷺が羽を広げたような美しい建築美が空に映える

兵庫県を代表する城「姫路城」は、国宝かつ世界文化遺産でもある名城だ。別名「白鷺城(はくろじょう)」との呼び名の通り、雄大なシルエットが美しい。いくつもの隠れた見どころがあり、天守閣以外にも楽しみが多数。

姫路城が現在の姿となったのは、城主・本多忠政の時代(1617年)だと言われている。その後も何代もの城主によって現在までその姿が守り抜かれた。そんな歴史ある城を満喫するために、姫路城管理事務所の担当者が「姫路城を訪れた際に見ておきたい5つのポイント」を紹介する。

※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください。

【見どころ1】大天守最上階(6階)から見る景色は絶景!

大天守最上階。播磨平野を一望できる

書院造となっている大天守の最上階はぜひ訪れたい。外観も大迫力だが、天守閣からみる景色もまた素晴らしい眺め。「江戸時代には殿様しか上がることができなかった場所です。播磨平野を360度見渡すことができる絶景ポイントなんですよ」と担当者。文化財の保護と安全確保のため、混雑時は登閣者数が制限される場合もある。

【見どころ2】西の丸の「百間廊下」で城の歴史と構造を学ぶ

長局(ながつぼね)とも呼ばれる百間廊下は、240メートル以上続く長い渡り廊下で、侍女たちが住んでいた多数の部屋が並ぶ。

「建物内部の見どころのひとつである百間廊下(ひゃっけんろうか)は、現在に残っていること自体珍しい重要文化財です。解説パネルなどがあり、姫路城の歴史を学ぶことができますよ」

ただの廊下ではなく、ぐるりと城を囲むように巡らされ、城を守る城壁の意味もあるのだとか。この廊下からは姫路城の全体像も眺めることができる。

西の丸から見た天守閣は絶好の撮影ポイント!

【見どころ3】語り継がれる伝説「姥が石」と「お菊井戸」

「姫路城には、いくつもの伝説が語り継がれています。中でも伝説の石臼と伝わる『姥が石(うばがいし)』や、“播州皿屋敷伝説”の『お菊井戸』があるポイントはおすすめです」

姥が石は、羽柴秀吉がこの地に城を建てようとしたときに石が思うように集まらず、石不足を案じた貧しい老婆が商売道具の石臼を差し出したものと伝えられている。また、「播州皿屋敷」といえば、「1枚~2枚~」とお菊が皿を数える話は有名。伝説から意外な歴史が見えてくるかも!?

【見どころ4】無料エリア「姫山公園」の紅葉が素晴らしい

【写真】秋の姫山公園は、紅葉と緑のコントラストの美しさに思わず立ち止まる

城北側の内堀沿いにあるのが姫山公園。静かで鳥の鳴き声が聞こえる癒やしスポットだ。「落ち着いた静かな空間で散策に最適です。特に、晩秋の紅葉は素晴らしいのひと言!」

天守閣の「後ろ姿」も見られるレアな散歩コースで、堀沿いに歩いて行くと鯉や鴨と出合えるお楽しみもある。また、遊具エリアにはシーソー、すべり台、ブランコなどが設置されているので、広い城内でのびのびと遊ぶことができる。

【見どころ5】城の西側にある散策路「千姫の小径」

千姫の小径は、姫路城の西を流れる船場川と中堀との間に造られた遊歩道。「中堀と外堀に挟まれた散策道で、まるで別世界の空間です」

左右を水に挟まれた細い道にそって桜やカエデが植えられている。道の途中にはショウブ園もあり、見ごろは初夏とのこと。喧騒から離れた癒やしのひと時を満喫してみては。

【お土産】伝統あるお土産は姫路城周辺で手に入れよう

姫路のお土産といえば、和菓子の「玉椿」。江戸時代に、姫路城主・酒井家と将軍・徳川家斉の娘である喜代姫の婚約を祝って作られたと伝わる。ほわっとした桃色が印象的で「椿の花」に見立てられている。白餡の上品な甘さが人気で、贈り物にとても喜ばれるそう。

かわいらしい見た目も人気の「玉椿」。姫路城みやげの定番

また、伝統の技術が生きた「明珍火箸(みょうちんひばし)」も手に入れたい。江戸時代、酒井家に仕えていた甲冑師・明珍家がその技術を活かして作り始めた火箸として有名で、現在は風鈴としても使用されている。伝統に裏打ちされた音色が美しく、海外からの観光客に人気のお土産品だ。

心に響く音色の「明珍火箸」の風鈴

「玉椿」「明珍火箸」のどちらも、姫路城有料エリアの出口にある姫路城売店で販売されている。また、「明珍火箸」は三の丸広場の西側にある「西の丸茶店」でも購入可能だ。

【イベント】季節の移ろいや歴史を味わう、姫路城ならではの催し

2019年は、姫路城・ナイトファンタジア「おとぎ幻影伝」が開催された

中秋の名月(2020年10月1日)に三の丸で観月会、ナイトイベント(11月ごろ)、普段は非公開部分の特別公開(2021年2月)が予定されている。詳しい情報は公式サイトをチェックして。

前回の特別公開は「太鼓櫓」。次回は何が見られるのか楽しみ

【攻略法】歴史や絶景を堪能するため、じっくり時間を確保しよう

「西の丸の百間廊下」で姫路城の歴史や背景をじっくり学んでから、「大天守」での景色を堪能するのがおすすめ。姫路城観光の満足度がぐっとアップすること間違いなし!所要時間はおよそ2時間。

桜の季節にもぜひ訪れたい

【アクセス】JR姫路駅から徒歩20分。姫路城ループバスは入城料の割引も!

電車を利用する場合は、JR姫路駅もしくは山陽電鉄山陽姫路駅下車。それぞれの駅から徒歩20分。また、姫路駅北口から神姫バス乗車の場合は「大手門前」で下車、徒歩5分。

車の場合は、中国自動車道福崎IC~播但連絡自動車道で砥堀ランプより約15分。山陽自動車道姫路東IC~播但連絡自動車道で花田ICより約15分、姫路西ICより約25分、阪神高速・姫路バイパス中地ランプより約15分となっている。駐車場の混雑状況は、公式サイトの「アクセス・駐車場案内」でリアルタイムの情報をチェックできる。

姫路城の入城料は大人1000円、小・中・高校生300円、未就学児は無料。姫路城エリアの西にある「好古園」との共通券は大人1050円、小人360円。

姫路城周辺の散策なら「姫路城ループバス」(当面の間運休中)でもっとお得に!城下町になじむレトロなバスは大人100円、小人50円で乗車可能。さらに1日乗車券(大人400円、小人200円)なら姫路城の入城料が2割引き、そのほか各周辺施設の入場料も割引きになる。

【混雑状況】公式サイトで混雑情報をチェック!

混雑する時期は正月三が日、花見シーズン、ゴールデンウィーク、お盆などの大型連休。また、通常の11~13時は比較的来城者が多い。混雑状況や周辺駐車場の空車状況などは、公式サイトで随時更新される。混雑時には天守閣の登閣者が制限されることもあるので、チェックしてからおでかけを。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・入城時は必ずマスクをご着用ください。

・入城券購入時や開城前など、入城口でお並びいただく場合は、足元の印に従って間隔をあけてお並びください。

・対面通行を避けるため、一方通行の見学ルートを設定しています。順路の案内に従って、適度な間隔を取ってご見学ください。

・城内混雑時には入城制限を実施する場合があります。

・入城口や建物出入り口など、城内各所に消毒液を設置しています。手指消毒の上、ご入城ください。

取材・文=村井貴臣

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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※2020年5月時点の情報です。

詳細情報

■姫路城 公式サイト
https://www.city.himeji.lg.jp/castle/


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情報は2020年07月06日時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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