富山市ガラス美術館で最先端のガラスアートを楽しむ!人気カフェなどの多彩な魅力も紹介

ガラス工芸が盛んな富山市の中心部にある富山市ガラス美術館は、最先端のガラス技術、世界的な建築家・隈研吾氏が手がけたスタイリッシュな建築美を堪能できてインスタ映えもする注目スポット。館内にはカフェやミュージアムショップ、図書館もあり、思い思いの一日を過ごせる。そんな富山市ガラス美術館の必見スポットや楽しみ方を紹介!

※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください。

個性的な外観が目印。街のランドマーク的な存在

富山市ガラス美術館ってどんなところ?薬瓶の産地で生まれ、進化を遂げるガラスアートが並ぶ

【写真】所蔵品の展示が行われる常設のコレクション展。定期的に展示替えされる

富山といえば昔から「越中富山の薬売り」が有名で、富山の薬は江戸時代から300年以上の歴史を誇る伝統産業だ。薬とガラスは無関係のように思えるが、実は深いつながりがある。キーワードは薬瓶だ。製薬業の発展に伴い、明治から大正にかけて富山市内ではガラスの薬瓶が盛んに製造され、最盛期には10社以上の工場で多くの職人が活躍していたという。

こうした背景もあり、1991年(平成3年)には全国初の公立ガラス専門教育機関となる富山ガラス造形研究所が開校。1994年(平成6年)には作家たちの創作拠点となる富山ガラス工房が開設されるなど、富山市は"ガラスのまち"として注目を集めるようになった。そのシンボル的な施設として、2015年(平成27年)に市中心部にオープンしたのが富山市ガラス美術館だ。

展示されているのは地元ゆかりの作家の作品を含む最先端のガラスアート。光と色、造形が織り成すめくるめく美の世界は、「ガラスとはこういうもの」という既成概念を軽々と超えていく。

この美術館のもうひとつの魅力は建築美だ。美術館がある複合施設「TOYAMAキラリ」の建物を設計したのは、新国立競技場を手がけた建築家・隈研吾氏。外観はアルミと御影石、ガラスという異素材を組み合わせて立山連峰をイメージしており、光をキラリと反射する姿が街中でひと際目を引く。館内では、2階から6階までを斜めに貫く吹き抜けが圧巻。富山県産の杉を使ったルーバー(細長い部材を複数平行に並べたもの)が多用され、斬新なデザインでありながら、どこかぬくもりと柔らかさを感じさせる。ぜひ時間をかけて、隅々まで建築を堪能したい。

2階から6階までを斜めに貫く吹き抜けが圧巻。富山県産の杉を使ったルーバーが多用された斬新なデザイン

【見どころ1】世界のガラスアートや地元作家の作品を常設展示

グラス・アート・パサージュでは約50点の作品を見ることができる

常設展の観覧券で見学できるのは、4階のコレクション展と6階のグラス・アート・ガーデン。コレクション展では、富山市ガラス美術館が所蔵する国内外の現代ガラスアート作品約400点の中から20点ほどを、年に2~3回入れ替えながら展示している。常設展の観覧料金は一般・大学生200円。

2~4階のパブリックスペースには「グラス・アート・パサージュ」として富山ゆかりの作家の作品が展示されており、こちらは観覧無料。スタイリッシュな建築空間と呼応する美しいガラスアートが、来館者の目を楽しませている。また年数回の企画展では、1950年代以降の現代ガラスを中心にさまざまな内容の展覧会が開催されるので、こちらもぜひチェックしよう。

【見どころ2】鮮やかな色彩と躍動感!巨匠デイル・チフーリの世界

デイル・チフーリの作品「トヤマ・ミルフィオリ」

この美術館の最大の目玉が、最上階のグラス・アート・ガーデンだ。現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリ氏のインスタレーション5作品を展示している。

天井一面にカラフルなガラスパーツを敷き詰めた「トヤマ・ペルシャン・シーリング」は、まるで海の底から見上げているかのような幻想的な空間。イタリア語で千の花を意味する“ミルフィオリ”の名がついた「トヤマ・ミルフィオリ」は、個性的な形をしたオブジェが並び、作品のまわりをぐるりを回りながら全方向から観賞できる。

どの作品も、思わず「これがガラス⁉」とつぶやいてしまいそうな物ばかり。豊かな色彩と生命力、繊細さ――。ガラスが持つ無限の可能性を感じながら、ゆっくりとアート空間を楽しめる。

【回り方】ガラスアートと建築美を隅々まで楽しみたい!

広報担当者のおすすめの回り方は「まず6階まで一気に上がり、グラス・アート・ガーデンで独特の世界観を堪能していただくのがおすすめです」とのこと。どっぷりとガラスの魅力に浸った後は、1階ずつ下りながら常設展やグラス・アート・パサージュを観覧し、「ガラスアートだけでなく、吹き抜けから見下ろす建物の雰囲気もお楽しみください」と続けてくれた。

また、時期や企画展の内容にもよるが、午前中のほうが比較的混雑が少ないそう。

【お土産】観賞したあとはミュージアムショップでお買い物

吹き抜けを見上げる開放的な2階フロアの一画にある

ミュージアムショップでは、ガラスの器やアクセサリーなど多彩なアイテムを販売している。地元のガラス作家の作品も充実しており、じっくりとお気に入りを探す時間も楽しみ。富山で開発されたオリジナルガラス素材「越碧(こしのあお)」と「越翡翠硝子(こしのひすいがらす)」は富山の自然を表現した色合いが美しく、箸置きや器などさまざまな作品がそろう。富山ならではのお土産なので手に取ってみよう。手ぬぐいやトートバッグといった美術館オリジナルグッズも要チェックだ。

レースグラス箸置き1個990円(税込)。池田充章の作品
中尾雅一作の冷酒グラス。越翡翠硝子4400円(税込)

【グルメ】麩づくしのスイーツ&ランチでほっとひと息

客席はゆったりと配置され、落ち着いたカフェタイムを過ごせそう

美術館の2階にある「FUMUROYA CAFE」は、加賀麩の老舗・不室屋がプロデュースする和風カフェ。麩を使った甘味が評判だ。おすすめは、ふわもち食感の「くるま麩のフレンチトースト」(税込1210円)。色とりどりの生麩や焼麩をちりばめた「不室屋パフェ」(税込1100円)は、かわいらしさ全開だ。ランチタイムにも麩料理がおすすめ。「麩とゆばのあんかけどんぶり」(税込1045円)は、花麩など数種の麩をはじめ湯葉、シイタケ、ホウレン草、人参など具だくさん。華やかな彩りで目を楽しませてくれる。

【アクセス・料金】路面電車に乗って、富山市ガラス美術館へGO!

富山の産業でもあるアルミやガラスを用いて、光を反射させている

富山市は路面電車の街としても知られ、懐かしいレトロ車両から最先端のスタイリッシュな超低床車両まで、さまざまな車両が街中を行き交う。市民や観光客の足としてだけでなく、鉄道ファンからも熱い視線を浴びる路面電車に乗るのも、富山観光の楽しみのひとつだ。

富山市ガラス美術館へは、JR富山駅から市内電車環状線で約12分、グランドプラザ前下車、徒歩約2分。または市内電車南富山駅前行きで約12分、西町下車、徒歩約1分。車の場合は北陸自動車道富山ICから約20分で到着する。周辺の駐車場を利用しよう。

常設展・企画展の開館時間は9時30分から18時(金・土曜は20時まで、入館は30分前まで)。休館日は第1・3水曜、展示替え休館あり。常設展の観覧料は一般・大学生200円、高校生以下は無料だ。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・マスクの着用等での咳エチケットにご協力をお願いします。

・展示室内では人と人との距離(2m程度)を確保の上、会話をお控えください。

・発熱や咳、咽頭痛などの風邪の症状のある方のご来館はご遠慮ください。

・展示室内の混雑状況により、入場を一時的に制限する場合があります。できるだけ少人数のご来館をお願いします。

・こまめな手洗いをお願いします。各階トイレの石けんをご利用ください。

・スタッフはマスクを着用いたします。

・受付に感染防止用アクリル板・消毒用アルコールを設置しています。

・展示室内の換気に十分、注意を払います。

・エレベーター・エスカレーター等の手が触れる場所については、定期的に除菌剤による清掃を実施しています。

取材・文=アヴァンセ

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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※2020年6月時点の情報です。

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情報は2020年08月14日時点のものです。おでかけの際はご注意ください。

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