お盆休み、2021年はいつから?オリンピックの影響は?銀行や役所、病院のお盆休みもチェック!

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日本の古くからの習わしである「お盆」。夏に祖先の霊を祀るため、迎え火や送り火、盆踊りといった行事も行われ、文化としても現代と結びつきが深い。先祖を供養するため、お盆休みには帰省するという人も多い。そんなお盆だが、2021年は東京オリンピック・東京パラリンピックの開催でお盆休みの期間に影響が出る可能性がある。意外と知らないお盆の基礎知識のおさらいとともに解説しよう。

2021年のお盆休みって?意外と知らない基礎知識もチェック
2021年のお盆休みって?意外と知らない基礎知識もチェック※写真はイメージ


そもそもお盆の期間って?2021年は祝日の移動もあるので注意!

そもそもお盆とは一般的にいつからいつまでを指すのだろうか。一般的には、毎年8月13日から16日までの4日間がお盆とされている。13日に迎え火で祖先の霊を迎え(盆入り)、16日に送り出す(盆明け)までの期間だ。

旧暦では7月に行われていたが、明治時代に新暦に改暦した際、これまでなら「明治5年12月3日」となる日を「明治6年1月1日」としたため、新暦の方がおよそ一カ月ほど旧暦よりも早い形となった。その際、お盆をする時期は動かさなかったため、旧暦の7月頃に当たる新暦の8月にカレンダー上はお盆の時期がずれる形になったというわけだ。

東京や静岡、金沢市の一部など、地域によっては新暦の7月15日前後をお盆とする「新盆」の時期に行事を行ったり、沖縄・奄美地方では現在でも旧暦の7月15日に合わせてお盆を行うため毎年時期が違うという伝統が残っている地域などもある。

先祖の霊を迎えて祀るお盆
先祖の霊を迎えて祀るお盆※写真はイメージ


ただ、一般的には新暦8月をお盆とする地域が多いことから、お盆休みもおおむね8月13日から16日の期間とする組織・企業が多数派だ。また、2016年からは8月11日が新たに「山の日」として祝日となったことから、8月12日が日曜日だった2018年のように、山の日を含めてお盆休みが5~6連休となる場合も出てきた。

では、2021年の一般的なお盆休みは、前後を含めてどういったスケジュールになるだろうか。

8月7日(土):土曜日
8月8日(日):山の日(祝日)
8月9日(月):振替休日
8月10日(火):平日
8月11日(水):平日( 2021年は山の日ではない )
8月12日(木):平日
8月13日(金):お盆(迎え火)
8月14日(土):お盆
8月15日(日):お盆
8月16日(月):お盆(送り火)
8月17日(火):平日

まず押さえておきたいのが、2021年は山の日が8月11日ではなく8月8日に移動していること。8月8日に行われる予定の東京オリンピック閉会式の関係で、祝日である山の日が8月8日にスライドされているのだ。さらに、8月8日は日曜日なので、山の日の振替休日として、月曜日の8月9日がカレンダー上は休みとなる。

2021年のお盆周辺カレンダー
2021年のお盆周辺カレンダー


このため、お盆の前週は3連休となり、10~12日(火・水・木)の3日間働いた後、13日から16日までの4日間がお盆休みになるという形が多くなるのだ。お休みを1日だけ取って6連休に、ということは今年はできないものの、10~12日の3日に休みが取れるなら前週から数えて10連休を過ごすことが可能にもなっている。


オリンピック中止の場合、お盆休みに変更はある?

前述の通り、オリンピックの開催に合わせて祝日が移動している2021年。では、オリンピックの開催が中止になった場合、お盆休みはどうなるのか。昨年も海の日や山の日は通常の日付から移動していたが、開催延期となっても移動した日付のままだった。今年も仮にオリンピックが中止になったとしても、法の再改正がない限り、上記の日程のままで変更はない。

合わせてチェック!お盆の基礎をおさらい

今年のお盆期間が分かったところで、意外と知らないお盆の基礎知識について振り返ろう。

山に焚かれるかがり火での盛大な送り火も
山に焚かれるかがり火での盛大な送り火も※写真はイメージ


送り火・迎え火

お盆のはじまりと終わりを告げる行事である「迎え火」と「送り火」。先祖の霊を迎え入れるための目印として、「麻幹(オガラ)」と呼ばれる皮を剥いだ麻の茎に火をつける。一般的には8月13日の夕方に野火を焚くのが迎え火で、8月16日の夕方に帰っていく霊を見送るための火が送り火だ。現在では庭先など野外で火を焚くことが難しいため、仏壇などの前に飾る盆提灯の点灯で送り火と迎え火に代えることも多い。

京都で行われる伝統行事「五山送り火」も、その名の通り精霊を見送る送り火の一種。中には「奈良大文字送り火」など、8月15日に行うところもある。

精霊馬(しょうりょううま)

お盆と言えば、ナスやキュウリといった野菜に割り箸などを差し込んだ動物のような形のお供えを想像する人も少なくないはず。これは「精霊馬」と呼ばれる、東日本の地域で多くみられるお盆のお供え物のこと。キュウリは、少しでも早く先祖を迎えたいという思いから足の速い動物である馬を、ナスは反対に少しでも帰るのが遅くなるようにゆっくりと進む牛を見立てたものだ。

ナスの精霊馬は牛を模している
ナスの精霊馬は牛を模している※写真はイメージ


精霊流し(しょうりょうながし)

長崎県をはじめ九州の一部では、死者への弔いとして「精霊流し」と呼ばれる行事が今でも行われている。亡くなった人の霊を弔うため、手作りの船を街中で引いて回り、「流し場」と呼ばれる場所まで運び送り出すというもの。

灯篭やお盆のお供え物を海や川に流す「灯篭流し(とうろうながし)」と混同されることもあるが、精霊流しでは現在は水に浮かべることはほとんどない。また、灯篭流しはお盆の時期だけでなく、原爆死没者の霊を慰めるため、毎年8月6日に広島で行われる「ピースメッセージとうろう流し」や、水難事故の犠牲者を悼むための行事として行われるところもある。

盆踊り

夏祭りでの行事としてイメージされることもある盆踊りも、本来はお盆の行事の1つ。帰ってきた先祖の霊を供養するための踊りだが、現在ではお盆の時期に限らず、7~8月の夏祭りで催されることも多い。また、近年では全国各地で多くの観客を集める阿波踊りも、徳島県の盆踊りの一種だ。

銀行、郵便、市区役所・町村役場、病院…お盆休みはやっている?

銀行や郵便局、病院にお盆休みはある?
銀行や郵便局、病院にお盆休みはある?※写真はイメージ


連休の時に気になるのは施設やサービスのお休み。やろうと思っていた用事ができなかったということにならないために、事前に注意しておきたい施設・機関のお休みを確認しておこう。

連休で窓口が閉まっていた……ということの多い銀行。だがお盆休みでは、基本的にカレンダー通り平日は営業している。実は、銀行の休日は銀行法で定められており、土曜日、日曜日、祝日と12月31日から翌1月3日以外の日は原則的に営業をすることになっているのだ。今年は、8月13日(金)と8月16日(月)は平日なのでお盆休み期間中でも銀行は開いている。一方、お盆前の8月9日(月)は山の日の振替休日になっていることをお忘れなく。

このほか、郵便局、市区役所・町村役場も盆休み期間中も普段と同様の営業。普段なかなか平日の窓口に行けないという人にはうってつけの機会かもしれない。

気をつけたいのは病院の診察。病院によって対応は異なるが、一般的なお盆休みの時期に合わせて休診とする病院も少なくない。急な体調不良で開いている病院が見つからない……ということがないよう、お盆の診療スケジュールは各病院が出す案内を事前に確認しておこう。

情報は2021年6月4日 17:30時点のものです。
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