韓国グルメにチムジルバン「パラダイスシティ」でどっぷりK-カルチャー体験!1泊、2泊じゃ全然足りない!?

2023年記事

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この記事は2023年夏休み特集のものです。最新トピックスはこちら

韓国・仁川空港からホテルシャトルバスで約5分の「パラダイスシティ」。ホテルごもりで過ごすバカンス「ホカンス」を満喫するにはもってこいの、ラグジュアリーな統合型リゾートだ。東京ドーム約7個分の敷地内には、さまざまなエンタメやアクティビティがそろっている。中でも注目はK-カルチャー。韓国ならではの体験ができる「パラダイスシティ」のグルメやスパを紹介しよう。

パラダイスシティでは最新韓国グルメを堪能できる!
パラダイスシティでは最新韓国グルメを堪能できる!撮影=岡部礼子


韓国に来たらやっぱり焼肉は外せない!「ボンピヤン」で「韓牛(ハヌ)」を味わおう

「ボンピヤン」では韓国の高級牛肉「韓牛(ハヌ)」を味わえる
「ボンピヤン」では韓国の高級牛肉「韓牛(ハヌ)」を味わえる撮影=岡部礼子

韓国の魅力は実にさまざま。日本では昔から韓国料理と言えば焼肉のイメージが強いが、最近では新大久保のような韓国の食や文化が集まったエリアが注目され、焼肉以外の韓国料理店や、韓国食材スーパーなども全国的に広まっている。身近になったからこそ、実際に韓国で本場のグルメを堪能したいと望む人も多くなってきた。

店舗スタッフが焼いて取り分けてくれる
店舗スタッフが焼いて取り分けてくれる撮影=岡部礼子

そんなグルメ目当ての旅も「パラダイスシティ」なら満足させてくれる。施設内には「ホテルダイニング」と「プラザダイニング」がある。「ホテルダイニング」にはホテル直営の5つのレストランが、「プラザダイニング」にはソウル市内にも店を構える8つの飲食店とフードホールがあり、焼肉はもちろん、参鶏湯やカンジャンケジャンなど上質な韓国グルメを味わうことができる。まず紹介したいのは「プラザダイニング」内にある焼肉と冷麺の名店「ボンピヤン」。和牛はA5、A4といったランクがあるが、韓国牛「韓牛(ハヌ)」にも等級がある。最高等級の1等級++Aにこだわった高級焼肉店「碧帝カルビ」はソウルの有名店だが、「ボンピヤン」はそのサブブランドだ。

塩と一緒に肉そのものの味を楽しもう
塩と一緒に肉そのものの味を楽しもう撮影=岡部礼子

「韓牛」は「ハヌ」と発音される高級牛肉。韓国で食べる牛肉がすべて韓牛ということではなく、日本の和牛のように高級レストランや高級焼肉店で提供される。適度な脂と肉の旨味が感じられる“プレミアム”牛肉だ。サシが入っているが赤身の味わいもしっかり感じられ、何より肉の柔らかさに感激する。「ボンピヤン」はテジカルビ(豚カルビ)や平壌冷麺をメインとしたブランドなので、韓牛も含めぜひ味わっておきたい。


ホルモングリル専門店「オバルタン」で、韓国でも老若男女に好まれるホルモンに舌鼓

ホルモン専門店「オバルタン」
ホルモン専門店「オバルタン」撮影=岡部礼子

同じ焼肉でもホルモン好きにおすすめなのが「オバルタン」。韓国ではいわゆるカルビやロースのような焼肉だけでなく、ホルモンもよく食べられる。ホルモン専門店というとカジュアルな印象だが、こちらの店舗は落ち着いた雰囲気の焼肉店という印象。マルチョウや小腸、ミノなどのホルモンは鮮度がよく臭みがない。

ユッケなどのサイドメニューも
ユッケなどのサイドメニューも撮影=岡部礼子

ホルモンの脂の甘味が絶品で、アルコールともご飯とも相性抜群の味付け。ホルモン好きにはたまらない上質なホルモンをいろいろ食べ比べられるのはうれしい限り。ホルモン以外にもユッケや焼肉も食べられるので、おなかに余裕があるならいろいろ試して欲しい。

「パンチャン」と呼ばれる無料の副菜がついてくる
「パンチャン」と呼ばれる無料の副菜がついてくる撮影=岡部礼子

ちなみに、韓国ではメニューを見て注文した料理とは別に、「パンチャン」と呼ばれる無料のおかずが提供される。キムチやサラダ、和え物、煮物、スープなど、内容は店によって異なるが、おかわりもできる。オーダーした料理と合わせて韓国食文化を堪能できる。

さらに、いわゆる焼肉は店舗のスタッフが焼くのが一般的。それは焼肉でもホルモンでもサムギョプサルでも同じ。テーブルに付きっきりではないので、離れてしまうと不安にもなるが、そこはプロ。焼き具合を遠くからでも見ていて、肉をひっくり返したり、カットしたり、必要に合わせて調理をしてくれる。食べごろを皿にサーブしてくれるので、焼いている肉には手を付けないようにしよう。

こんなにおいしいカニ料理があったのか!「プロカンジャンケジャン」でケジャンに挑戦

「プロカンジャンケジャン」は韓国で初めてカンジャンケジャンをメインとした専門店
「プロカンジャンケジャン」は韓国で初めてカンジャンケジャンをメインとした専門店撮影=岡部礼子

日本でも食べられないわけではないが、韓国に行ったらぜひ食べたいのが「カンジャンケジャン」。生のワタリガニを醤油漬けにしたものだが、仁川には「松島ワタリガニ通り」なるグルメ街があるほど。「パラダイスシティ」にある「プロカンジャンケジャン」は韓国で初めてカンジャンケジャンをメインとした専門店で、西海延坪島で獲れた最高品種のカニや国内産最高品質の海産物を提供する。

カニの身を押し出して食べる
カニの身を押し出して食べる撮影=岡部礼子

カンジャンケジャンとヤンヨムケジャンどちらも味わってほしい
カンジャンケジャンとヤンヨムケジャンどちらも味わってほしい

質の良さを物語る美しいオレンジ色はカニの卵。殻を掴んで押し出した身に吸い付くようにして食べる。カニの身と濃厚な卵が特製の醤油ダレと合わさってとろける、何とも言えないおいしさ。ここは人目を気にせず、思い切り食べるのが正解だ。

「ご飯泥棒」と呼ばれる“甲羅ご飯”
「ご飯泥棒」と呼ばれる“甲羅ご飯”撮影=岡部礼子

白いご飯もたっぷり用意してくれる
白いご飯もたっぷり用意してくれる

さらに、絶対に食べるべきは、韓国で「ご飯泥棒」と呼ばれる“甲羅ご飯”。甲羅部分に残ったカニ味噌や醤油ダレを箸やスプーンでかき出し、そこにご飯を入れて混ぜれば完成。これをそのまま、あるいは韓国海苔などで巻いて食べるのがカンジャンケジャンの醍醐味。なので、カンジャンケジャンを食べるなら必ず白飯もオーダーしてほしい。

イイダコの踊り食い「サンナッチ」
イイダコの踊り食い「サンナッチ」撮影=岡部礼子

もう一つ、こちらで食べて欲しいのが「サンナッチ」。生のイイダコをぶつ切りにした“刺身”だが、テーブルに運ばれてきた時点ではまだタコが動いていて、食べると口の中に吸盤がくっつく。これも鮮度がよくないと食べられない。ゴマ油と塩で食べるので前菜やつまみ感覚で楽しもう。

ホテル「アートパラディソ」で味わうモダンコリアン料理

ホテル「アートパラディソ」にあるレストラン「SERASÉ(セラセ)」ではモダン・コリアン・ダイニングを楽しむことができる
ホテル「アートパラディソ」にあるレストラン「SERASÉ(セラセ)」ではモダン・コリアン・ダイニングを楽しむことができる(C)PARADISE SEGASAMMY Co. Ltd.

(C)PARADISE SEGASAMMY Co. Ltd.

「パラダイスシティ」には「パラダイスホテル&リゾート」と、スイートルームで構成された「アートパラディソ」がある。ヨーロピアン・ブティックコンセプトのホテル「アートパラディソ」にあるレストラン「SERASÉ(セラセ)」では、韓国料理の枠を超えた新しいトレンドを料理で表現。ラグジュアリーな雰囲気の中でほかでは味わえないモダンコリアン料理が楽しめる。焼肉やホルモン、カンジャンケジャンといった韓国の伝統的な料理と共に、最先端な韓国グルメもぜひ味わってみてほしい。

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ヨーロッパの感性とチムジル文化を融合させた「シメール」

ラグジュアリースパ「シメール」
ラグジュアリースパ「シメール」(C)PARADISE SEGASAMMY Co. Ltd.

「パラダイスシティ」の人気施設のひとつが、多彩なプールと韓国の温浴施設チムジルバンを備えたラグジュアリーなスパスペース「シメール」。アクアゾーンには、イタリアのサン・マルコ広場をモチーフにした「ウォータープラザ」や、大人専用のヒーリングスペース「ケイブ・スパ」、屋内ウォータースライダー「アクアルーフ&トルネードスライド」、屋外プールなどアクアアクティビティを楽しめる施設が満載。

プライベートスペースのカバナ
プライベートスペースのカバナ

また、休憩にぴったりのサンベッドや、プライベートスペースの「カバナ」でくつろぎながら、ゆったりとした時間を過ごすこともできる。どちらも有料だが、海外のビーチリゾートで過ごすようなラグジュアリーな気分が味わえる。


韓国の癒やしスポット「チムジルバン」を体験

韓国の温浴施設「チムジルバン」
韓国の温浴施設「チムジルバン」撮影=岡部礼子

韓国旅行をしたことがある人にはおなじみだが、韓国には日本のスーパー銭湯のような温浴施設「チムジルバン」がある。岩盤浴と銭湯を合わせたような施設で、カップルや友人同士、ファミリーなどが気軽に楽しめる人気スポットだ。専用ウェアを着用し、設定温度の異なる“部屋”で体を温めることができる。日本でよく見る岩盤浴のように必ずしも横になって発汗を促すわけではなく、室内で座って過ごしたり会話を楽しんだりする。

チムジルバンフードも楽しめるSNACK BAR 24。ウォーターサーバーで水分補給を忘れずに
チムジルバンフードも楽しめるSNACK BAR 24。ウォーターサーバーで水分補給を忘れずに(C)PARADISE SEGASAMMY Co. Ltd.

コミュニティルームでは雑誌を捲りながら寛ぐことができる
コミュニティルームでは雑誌を捲りながら寛ぐことができる撮影=岡部礼子

施設内には軽食やドリンクを販売する売店や、リクライニングチェアで映画や音楽を楽しめる休憩スペースもあり、1日過ごすことができる。専用ウェアを着ているので、チムジルバンは基本的に男女共用だ。そのため、カップルやファミリーで一緒に過ごすことができるのも人気の理由だ。

「シメール」のチムジルバンには8つの部屋がある。部屋の前にはそれぞれ中の温度を表示したパネルが設置されているので、自分にあった室温の部屋を探してみよう。しっかり汗をかきたいなら麦飯石を使用した「プルガマサウナ」へ。85度に設定された室内で発汗を促す。汗をかいた後は13度の「アイスルーム」でクールダウン。火照った体が冷まされていくこの時間が気持ちいい。

最も温度の高い「ブルガマサウナ」は85度
最も温度の高い「ブルガマサウナ」は85度(C)PARADISE SEGASAMMY Co. Ltd.

最上級の天然塩で作られた塩サウナは65度
最上級の天然塩で作られた塩サウナは65度(C)PARADISE SEGASAMMY Co. Ltd.

熱いのが苦手な人には65度に設定された「アメジストルーム」や「塩サウナ」、「堅炭サウナ」がおすすめ。じんわりと汗をかく温度なので、横になったり座ったりしてゆっくり過ごせる。何分入るかなど時間を気にすることなく、自分の体感で出たいと思ったら部屋を出ればOK。無理のない範囲で楽しもう。また28度前後に設定された部屋もあるので休憩がてらのんびりするのもいい。

チムジルバンで汗をかいた後は、大浴場でさっぱりしよう
チムジルバンで汗をかいた後は、大浴場でさっぱりしよう(C)PARADISE SEGASAMMY Co. Ltd.

韓国は日本と同じように風呂は浴槽に入る文化があり、チムジルバンにも必ず大浴場が併設されている。温度の異なる浴槽やバイブラ装置の付いたものもあり、日本の銭湯や温浴施設のように広く大きな風呂で手足を伸ばしてのんびり湯につかることができる。大浴場には日本でもおなじみのスタイルのサウナがあるのもうれしい。

あかすりをぜひ体験しよう!
あかすりをぜひ体験しよう!撮影=岡部礼子

そして、韓国でぜひ体験したいのがあかすり。あかすりのみや、マッサージをプラスしたコースなど、いくつかメニューがあるので好みに合わせてチョイス。初めてだと、全裸で施術を受けるのは戸惑うかもしれないが、施術者は慣れたもの。気にせず身を任せよう。基本的に韓国語での対応になるが、ジェスチャーも交えてとても丁寧に対応してくれるので安心できる。全身隈なくあかすりをしてもらった後は、石鹸で体を洗ったりせず保湿をすればOK。いつもより肌がつるつるになって気分も上がるはず。あかすりは事前に予約が必要なので、チムジルバンや入浴の時間などを考えて施術時間を指定しよう。

韓国文化に触れるイベントも開催

上質な本場の韓国グルメを満喫したり、チムジルバンという日本とは異なる韓国独特の文化を堪能したり、さまざまなK-カルチャーを体験できる。また、ホテル内では韓国の旧正月「ソルラル」や先祖に感謝をして豊作を祈る名節行事「チュソク」などに関連した催しもあり、その時期に滞在すると韓国の伝統行事についても知ることもできる。

手前の黄金色の建物がナイトクラブの「クロマ」、その左手がスパ「シメール」だ。中央にウォータープラザの特徴的なルーフが見える
手前の黄金色の建物がナイトクラブの「クロマ」、その左手がスパ「シメール」だ。中央にウォータープラザの特徴的なルーフが見える(C)PARADISE SEGASAMMY Co. Ltd.

ラグジュアリーなホカンス体験だけでなく、普段なかなか知ることのない韓国文化にも触れることができる「パラダイスシティ」。滞在するだけで次々と知らなかった新しい韓国を発見でき、ますます魅了されそうだ。


取材・文=岡部礼子

※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。

詳細情報

パラダイスシティ公式サイト
https://www.p-city.com/

韓国仁川広域市中区永宗海岸南路321道186
Tel. +82-1833-8855/ FAX : +82-32-729-2100
情報は2023年6月19日 12:00時点のものです。

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