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8月も下旬となったが、まだまだ猛烈な暑さの日が続く今年の夏。ウォーカープラスではそんな夏にぴったりな、ホラー漫画を特集。今回は、漫画家のみつつぐ(
@mitutugu
)さんの作品「人から聞いた不思議な話を漫画にしてみた」シリーズの中から、旅行中に体験したエピソードを紹介する。
作者のみつつぐさんは、GUNDAM.INFOサイト上で連載中の「週刊ガンダムニュース」や、「七海さんのオバケ生活」(HONKOWA)などの作品がある漫画家。「人から聞いた不思議な話を漫画にしてみた」はみつつぐさんがX上で公開しているシリーズで、タイトルの通り非日常を感じさせる体験談をみつつぐさんが漫画として描く作品。二度に渡り書籍化されるなど人気を博している。
「人から聞いた不思議な話 50」では、旅行中に感じた違和感と、遠く離れた自宅での出来事が描かれる。
猫を飼っている女性が旅先の寺院で見つけたのが、本堂から離れたところにぽつんとたたずむお堂。「せっかくだから覗いてみよう」と足を踏み入れようとするも、「臭っ!?」と驚くほどの獣臭さが漂っていることに気付く。同行していた友人は「わからなかったけど?」と特に気にする素振りを見せなかったが、女性はお堂を離れた後も時折その生臭さを感じることがあった。
女性が再び驚くことになったのは、旅行を終えて帰宅した時のこと。留守番をしていた飼い猫が主人を見るなり、全身を膨らませて威嚇してきたのだ。普段は大人しい猫の豹変に戸惑っていると、猫は飼い主の肩にとびかかった。すると、女性はずっと感じていた獣臭さが消え、同時に何かがはじけ飛んだ感覚を味わったそう。女性はその出来事に、「(何か連れて来ちゃったのかな?)」と、猫が自分についていた何かを祓ってくれたのかもしれないと思ったのだった。
普段の生活圏から離れた旅行中に起こった出来事を描いた同エピソード。作者のみつつぐさんはこうした不思議な体験談について「怪談を普段から親しんでいる人より、まったく霊やスピリチュアルというものを意識していない人から面白い話やいい話をもらうことが多いです」と話す。
「話す機会がないので、なんとなく記憶の隅に流してしまってる人や「幽霊を見る話す=精神的な弱さ」と言う印象を持つ人も世の中ままいますので、あえて喋らないのを処世術としている人も多く、聞かれて初めて喋ると言う方もまだまだこの世にはいるのだと思います」
一方、Xで同シリーズが投稿されると、作品が呼び水となって読者が自身の体験談をリプライでつづる光景も恒例だ。こうした反応については「周囲を気にせずに、見たもの・聞いたものを気軽に書き残せる場になってくれているのかな…と感じています」と、気軽に話せるSNSならではの形ではないかとコメントした。
取材協力:みつつぐ(@mitutugu)
#人から聞いた不思議な話を漫画にしてみた (HONKOWAコミックス)
七海さんのオバケ生活(1) (HONKOWAコミックス)
いつもきみのそばに 動物たちが残した25個の不思議なメッセージ (コミックエッセイ)
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