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猛烈な暑さの日が続く今年の夏。ウォーカープラスではそんな夏にぴったりな、ホラー漫画を特集。今回は、マルオ(
@f90c89d79366434
)さんの創作作品「怖い話を聞かせてください」を紹介する。
ホラー作家・黒木あるじの「無惨百物語」シリーズのコミカライズや、SNSで個人制作のホラー漫画を発表するなど精力的に活動する漫画家のマルオさん。「怖い話を聞かせてください」は、漫画の題材集めのため、漫画家の「マルオ先生」が、さまざまな人から恐怖の体験談を聞いて回るという形式で描かれるオムニバス作品だ。
1話ごとに異なるシチュエーションで、体験者が振り返る形式で短編ホラーが描かれる一方、「マルオ先生」は集めた体験談に繋がる点があることに気付く。それぞれの恐怖体験に、同業者である「東先生」の影がちらつくこと、そして複数の体験で「黒い影」なるものが登場することだ。その奇妙なリンクが、やがて一本の線となり真の恐怖が描かれる――、という長編ホラーともなっている。
実は恐がりで「お化け屋敷やホラーゲームは大の苦手です…。恐怖映画も耳をふさぎながら観る位くらい」と語る、作者のマルオさん。けれどホラーの受け手として震えながらも、「なぜかホラーが好きで」と、ホラー作品を描いているのだという。
同作を描いたきっかけについて聞くと、「1つの話だけで終わらずにほかの話と繋がりがあると、想像する余地があっておもしろいかな」という思いから、それぞれのホラーエピソードが結びつく形式に挑戦したという。オムニバス形式や時系列のシャッフルは、名作と名高い映画『パルプ・フィクション』のような形になったらいいというイメージから描いたそう。「各話がどうつながっているのか想像すると楽しい…かな?と思います」と、作者としての見どころを教えてくれた。
また、作中で語られるそれぞれの体験談は、実在する話をベースにしたものも一部含みながらも、基本的には各エピソードはマルオさんの考えた架空の体験談だという。
そうしたアイデアの生み出し方については、「やはり、自分が怖いと思った出来事が元になることが多いです」と話すマルオさん。「実体験もそうですが、人から聞いたり本を読んだりしてゾクッとしたときに『漫画になったらどんな話になるのかな】という想像をよくします」と話し、そうした視点が閃きのポイントになることが多いと教えてくれた。
取材協力:マルオ (@f90c89d79366434))
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