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暑い。日々、ただただ暑い。そんななかでなぜわざわざもっと熱いサウナに入るのか。と思う人も少なくないかもしれないが、サウナは別もの。しっかり汗をかいたあとの、この時期ならではの水風呂の気持ちよさは格別だ。旅先のホテルや旅館にサウナがあったり、キャンプやBBQ施設などでアウトドアサウナに遭遇する可能性が高いのも夏ならでは。とはいえ、サウナのあとで現実の暑さに戻るときの不快感や、夏だからこその注意点があったりするもの。今回は、暑い夏でも快適にサウナを楽しむためのあの手この手を紹介する。
夏のサウナで特に気になるのはサウナ後。サウナも入浴も済ませて脱衣所に出たあとのあれこれが大変になる。冷房をガンガン効かせた施設や、プライベートサウナのように自分だけでゆっくり身支度ができる場合はいいが、暑さを感じる脱衣所や混雑する中での着替えやヘアメイクは暑さとの戦いといっていい。そんななかでまずおすすめしたいのが、女性を“締め付け”から解放してくれるアイテム。
女性なら誰もが窮屈に感じているのではないかと思うのが下着の締め付け感。同時に、ブラジャーを外したときの解放感もみんなが知っている感覚。風呂上がりにブラジャーを付けると少なからず窮屈さを感じるのではないだろうか。カップ付きのキャミソールやTシャツもあるが、あれはあれで、アンダーの部分にちょっと締め付け感があり、暑い日には気になってしまう。
かといって、サウナのあとにノーブラでは他人の目もあるし、心もとない。それならどうするか。ノーブラで過ごせるウェアを選べばいい!そう、夏サウナを快適にするウェアとしておすすめなのが「ブラレスウェアno-bu」。カップではない胸パッドがついていて、ブラなしでもバストトップをカバーし、1枚で着られるのがブラレスウェア。正直、これを知ってしまうと、もう戻れないぐらいの快適さ。サウナ後の定番ウェアに勝手に認定してしまおうと思うほど、夏に限らず1年中激推ししたい。カラーや素材も選べ、Tシャツタイプ、ワンピースタイプがあるので、好みのデザインをぜひサウナ後に取り入れよう。
ノーブラで堂々と(?)過ごせるとなったら、下もどうにか…という思いを汲んでくれるアイテムもある。“風呂上がりから翌朝まではノーパンで”というコンセプトで作られたのが「ととのうパンツ(R)」。ショートパンツの内側に吸水性の高いインナートランクスが付いていて、下着ナシで履ける独自の立体構造になっている。縫い目が直接肌に触れないシームレス加工で、直接履いても快適。もちろん、外から透けたり見えたりする心配はまったくない。
色やサイズ展開もあり、男女問わず着用できる。素材の違いで、部屋着としてはもちろん、ヨガやテレワーク、ちょっとした散歩などのときにおすすめの「リラックス」と、外出やレジャーシーンでも違和感なく履ける「アクティブ」がある。実際に履いてみると下着を付けていない不安感はなく、優しく包み込まれるような感じで、すぐになじむ。ノーパン&ノーブラというのはこんな解放感があったのか…。もう最強アイテムと言ってもいい。この解放感は夏のサウナ後にぜひとも取り入れたい。
そして、ノーパン&ノーブラ用ではないが、夏のウェアとして選ぶなら冷感素材もあり。最近ではさまざまな冷感素材の商品があるが、冷感素材のリカバリーウェアならよりおすすめ。「ReD」は一般医療機器で、血行促進や疲労回復、肩コリや腰コリの改善、筋肉のハリ・コリの改善、筋肉の疲労軽減が期待できる。「COOL」は冷感・吸水速乾素材で夏にはぴったり。
インナーとして着用できるぐらい薄手なのが特徴で、サウナで体の巡りがよくなったあとに着用することで、血行促進をより実感できる気がする。夏の疲れをサウナでリセットし、リカバリーウェアで“いい調子”をキープ。夏の暑さ疲れもこれでリフレッシュできそうだ。
サウナ後のホカホカした体は、ともすれば汗ばんでくるかもしれない。そんなときには、冷感コスメを取り入れるのもいい。まずは浴室で使う石けんを変えてみる。暑い夏に心を鷲づかみにされたのが通称「寒くなる石けん」、ラトビア・ヘイズの「ソープ・クリスタル」(2178円)。冬はマイナス20度にもなるラトビアの極寒をメントールの清涼感と氷のようなデザインで表現した石けん。さっぱりしてとにかく気持ちよく、風呂上がりの爽快感がクセになる。
リキッドタイプ派には「ドクターブロナー」の「マジックソープ ペパーミント」(237ミリリットル 1540円)。オーガニックミント油を配合していて、やみつきになる爽快感。それでいて顔も体も使えるのでサウナに出かけるときにもぴったり。どちらも風呂上がりにエアコンのきいた部屋に入ると、その“威力”を体験できる。
サウナ後に使うなら、夏の救世主として種類豊富な展開をしている「Coolist」シリーズ。サウナや入浴後のドライヤーは避けては通れない。そんなときに少しでもすっきりさせたいというときには「Coolist スカルプクーラー」(1320円)。ドライヤーの前に頭皮に直塗りしよう。ほかにも、背中用にクールボディミスト「Coolist アセダレーヌ」や、首すじやおでこに塗る「Coolist セナッシュ」など、とにかくサウナ後の身支度を少しでも爽快にできるようにうまく活用したい。
「ひとふきで北極級のひんやり感!」というコンセプトの「Mitea ORGANIC」もおすすめ。冷感だけでなくアロエベラやCICAなど美容成分も含まれた「アクアボディミスト クール(ボディ用化粧水)」(1320円)や、顔まで使える「アクアセラムシート(ふきとり用化粧水シート)」(539円)はサウナ後の肌に心地よく使える。
「VT COSMETICS」の「CRYO ひんやり SKINPACK」(1650円)はスクエアシェイプのシートパックで、ピタッとフィットするのでサウナ後の身支度中にも便利。サウナ後、ドライヤーをかける間にフェイスパックを利用する人はけっこう多いが、ここでひんやりできれば、かなり快適。保湿成分配合でメイクノリUP。気持ちいいので顔だけでなく、首やデコルテにも使いたくなる。
北海道・北見の天然ハッカを使用したアイテムもおすすめ。世界シェアの70%以上を生産していたという歴史を持つ北見のハッカを復元した北海道産和種ハッカを使用している。「ミントスプレー」(1980円)は、衣類用スプレーなのでサウナ後に着る服や寝具にスプレーすることでスッキリ。また、「ハッカ油スプレー」(1944円)はハンカチやおしぼりにプッシュしたり、マウスウォッシュとして水に混ぜてうがいに使ったりできる。さらに虫よけにも使えるのでアウトドアサウナでも活躍しそう。携帯に便利な「ミントウェットティッシュ」(605円)は、サウナ後に汗ばんでしまったときにサッとふき取ってスッキリできる。ノンアルコールなのがうれしい。個人的にムーミンコラボのパッケージのかわいさも愛用したくなるポイント。
冷感コスメ系はいろいろな種類が販売されているので、自分の肌に合ったものや好みの清涼感の程度などいろいろ試してお気に入りを見つけよう。上手に取り入れることで夏サウナをスッキリ過ごせるはず。
サウナ施設ではなかなか難しいが、持ち込みOKの場合にはドライヤーを選ぶのもポイント。たとえば「Brighte」の「シャワードライヤー」(3万9600円)は、ナノミストで潤いを与えながら、大風量で乾かす、今までにないタイプのドライヤー。“乾くのに乾かないドライヤー”で、早く乾かせるだけでなく、保湿成分が髪の毛を保守しながら乾かすので、サウナで髪にダメージを感じている人にもおすすめ。
「FESTINO」の「ツヤニュアンス ドライヤー(SMHB-047)」(2万9700円)は、付属のノズルをつけるたけで髪に近づけると温風、離すと冷風と自動で切り替わり、ドライからセットまでドライヤーだけでスタイリングOK。ドライヤー時間も短縮でき、ツヤ髪も期待できる。約350グラムと軽いのも魅力だ。
髪の毛の長さや量などにもよるが、サウナ後に使うなら、乾かす時間を短縮でき、かつヘアケアが期待できたり、スタイリングができたりという高機能ドライヤーはありがたい存在。特に暑さとの戦いになる夏は半乾きのままにしてしまったり、自然乾燥になったりして、髪を傷めてしまうことも。自分に合ったドライヤーを選ぶのもサウナ後を快適にするポイントのひとつだ。
サウナに水分補給は言わずもがなという感じもあるが、夏は特に注意が必要。まずはサウナに入る前にしっかり水分補給をしよう。これからかく汗の分、先に補充すると考える。サウナは施設によっては給水器などの設置をしているところもあるが、ない場合は自販機などで販売しているドリンクを購入するか、持ち込みOKなら持参するのもアリ。とにかく、水分補給は命綱だと思って積極的に行おう。
汗をかいたときは水ばかり飲むのではなく、塩分やミネラル補給も大切。夏は市販のお菓子でも塩分補給できるものが多く出回っているので、サウナのときにもぜひ取り入れたい。定番は「カバヤ」の「塩分チャージタブレッツ」(想定価格各246円)のタブレット。クエン酸、カリウムが含まれ、口どけのよいラムネタイプなのでいつでもどこでも食べやすい。
日常でも最近増えているのが塩入りの飴。“甘じょっぱい”味が人気ということもあり、夏季限定商品だけでなく、通年で販売されているものも多い。フレーバーもいろいろあるので、選ぶのも楽しい。ただし、サウナの中では飲食はNGなので、サウナに向かう道中やサウナ後に塩分補給+リラックスのために口に入れておこう。
塩分補給として人気なのが梅のお菓子。さっぱりした梅の風味のお菓子や、梅そのものを練り込んだお菓子は夏場に人気が高まる。汗をかく時期に選ばれるのだからサウナとも相性がいいはず。スーパーやコンビニで手軽に買えるというのも助かる。おいしく塩分を補給できるので、サウナに行くときにバッグに忍ばせておいて、サウナの前後などに活用しよう。
梅のお菓子は多少なりとも甘味がプラスされているものが多いが、ダイレクトに梅干しの味を求めるなら「アサヒグループ食品」の「梅ぼし純」や「梅見月」の「ぺたんこ ちょび梅」のように、梅干し100%のお菓子も。「梅ぼし純」は自衛隊でも採用されている本格派。どちらも昔ながらの梅と塩だけで作った梅干しの味そのもの。しっかり酸っぱくてしょっぱい“梅干し”で塩分補給しよう。
お菓子とは違うが、梅こぶ茶もおすすめ。横浜にある「サウナゆげ蔵」では外気浴スペースにフリーで飲める梅こぶ茶が置かれていて、利用者からも好評。体に染み渡る何とも言えないおいしさと安堵感がある。ということで、持ち込み可能な施設なら、自宅から作って持っていくか、スティックタイプを持参して給湯器で作って飲むというのもいい。サウナではとかく冷たいドリンクを選びがちだが、温かい梅こぶ茶や昆布茶をゆっくり飲むのもいいものだ。
ちなみに、ドリンクとして持っていくのはちょっと…と思う人には、梅こぶ茶のタブレットやキャンディーもおすすめ。
暑い夏のサウナを少しでも快適にするためのあの手この手を、ウェア、コスメ、お菓子のジャンルから紹介した。しっかり水分を摂って、体調最優先で無理をしないのは大前提。まだまだ暑さが続くが、いろいろ工夫しながら快適なサウナを楽しもう。
取材・文=岡部礼子
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