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この記事は2022年夏休み特集のものです。最新トピックスはこちら
刀を取り上げたと思ったら、すかさずタイチさんに向かって塩をかけ始めたおばあちゃん。
タイチさんは当時、いきなり怖い顔をしたおばあちゃんに塩をかけられたため、恐ろしくなり泣き叫んだそうです。ですが、塩をかけられるとその後、息苦しさがすっとなくなっていきました。
「なおった…」とホッとしていると、おばあちゃんも安心した様子で、語り始めました。
「この町はな、戦時中日本軍の邸宅があったんだよ」
「当時の日本軍がここの現地の人を敵だと勘違いしてあやめてしまうことが何度かあったんだ…。刀を振り回すタイチを、斬られてしまった霊が日本軍と勘違いして首を絞めていたんだよ」
それを聞いて、タイチさんはむやみに刀で遊ぶのをやめたそうです。
恐怖心ももちろんあったけれど「どんな思いで何十年もこの町を彷徨っているのだろう」と少し切ない気持ちになったといいます。
普段は、フォロワーから募集した「ゾッとした話」「感動した話」「ほっこりした話」「スカッとした話」などの体験シリーズや、オリジナルストーリーの「くまたま」、「きれいな世界」などを漫画で描いているしばたまさん。
今回のエピソードを選んだ理由や、自身の怖い話エピソードなどを聞いた。
――このエピソードを選んだ理由を教えてください。
「季節感がありつつ、ヒヤッとするので選ばせていただきました!」
――エピソードを描くうえで意識したことを教えてください。
「この世の者ではないことが分かるように少し霊の色を変えたり輪郭をぼかすなど、いつもと描き方を変えました!また、少し切ない話でもあるので、霊を怖く描写しすぎないように気をつけました」
――しばたまさん自身が体験した夏の怖い話の思い出があれば教えてください。
「これ本当に気持ち悪いので、食事中などは読み飛ばしてください(笑)!
小学生の夏、実家で短パンを履いていたんです。それでお手洗いに行き、トイレットペーパーをぐるぐる巻き取っていたら、巻き取ったトイレットペーパーの隙間からGが飛び出してきて私の素脚に乗ったんです…!(トイレットペーパーの中に潜んでいたのです)すぐ父を呼び退治してもらいました。ヒトコワ(人の怖い話)でも幽霊でもなくてすみません(笑)。でも本当に怖かったです!」
今回紹介した描き下ろし漫画以外にもたくさんの本当にあった怖い話、ゾッとする話を描いているしばたまさん。ぜひほかの話もチェックしてみて!
取材協力:しばたま(@shibatamaa)
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