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子供たちの夏休みまであと1カ月ほど。お休みの間に体験させてあげたいことが目白押しの一方で、自由工作に頭を抱える保護者も多いのではないだろうか。子供の“やりたいこと”が明確でない場合、親は自由工作を監修する必要が出てくる。夏休みを有意義に過ごすためにも、できるだけ手軽に作れて見栄えのいい工作のアイデアはたくさんあった方がいい。
今回は夏の自由課題のド定番、万華鏡の作り方を紹介する。定番だけにキットも数多く発売されているのだが、すべて1から手作りすることも可能。手間がかかっているように見えるわりに、想像よりも簡単に作れるのが魅力だ。
改めて説明するまでもないが、万華鏡とは覗き穴の向こう側に仕込まれたキラキラパーツを、筒の中に貼り合わせた小さな鏡に映りこませ、眺めて遊ぶ昔ながらのアナログおもちゃだ。駄菓子屋や温泉地の土産物店などで見かけるので、日本の伝統玩具だと思い込んでいる人も少なくなさそうだが、1816年に“偏光角”の研究をしていたスコットランドの科学者が、副産物的に見つけたのがその始まり。翌年に特許が取得され、その2年後の1819年には江戸時代の日本で売られていたというから驚きだ。
また、「子供の工作用に」と食品ラップの芯を保管しているのなら、出番はまさに今。トイレットペーパーの芯や牛乳パックでも代用可能だが、ラップの芯はずば抜けて硬く、ほどよい筒の太さで、デコレーションし甲斐がある。完成度を高めるためにも、ぜひラップの芯で作ってみてほしい。
万華鏡作りの難しい部分といえば、紙製ながらまるで木材のように硬いラップの芯を適度な長さにカットする必要があることと、カットできるミラー状のペーパーが近所で売られているようなものではない、ということ。刃物を使う工程もあるため、低学年の子供が作る場合は保護者が危険な部分を担当してあげてほしい。また、記事の作成にあたって実際に使った材料の商品名、それに合わせた細かな寸法も開示していく。
<準備するもの>
・食品ラップの芯
・ミラー状の薄い紙
・クリアケース
・ビーズやスパンコール
・ビニールテープ
・黒画用紙
・のり
・折り紙やラッピングペーパー(デコレーション用)
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