【夏の自由工作】ラップの芯で作る万華鏡【小学校高学年向け】

全国

<作り方>

1.材料を集めよう

この記事で使用したラップの芯は、「NEWクレラップ ミニ22cm×50m」のもの。今回は半分にカットして使う。芯に仕込む鏡は、厚紙にアルミホイルを貼り付けたものでもよいが、カット可能な鏡面ペーパーがあればそちらの方がキレイに反射するうえ、余計な作業がいらないので断然おすすめ。使用したのは「セリア」の「カットできるミラー風シート 23×15cm」だ。

「セリア」で見つけた、「カットできるミラー風シート 23×15cm」。税抜100円とコスパもよし
「セリア」で見つけた、「カットできるミラー風シート 23×15cm」。税抜100円とコスパもよし

クリアケースは、<準備するもの>の写真内に含まれるクリーム用の小分けケースもいいが、「NEWクレラップ ミニ」の芯を使うのなら、100円ショップの手芸用品コーナーなどで売られているホログラムフレークやクラッシュホログラムの容器がジャストサイズ。容器の直径は、2.6〜2.8ミリが好ましい。

クリアケースは透明度の高いものを選ぼう。大きさは、トラベルコーナーなどで売られている小分けのクリアケース(下段)より、中身がメインの手芸&ネイル素材の容器(上段)がぴったり
クリアケースは透明度の高いものを選ぼう。大きさは、トラベルコーナーなどで売られている小分けのクリアケース(下段)より、中身がメインの手芸&ネイル素材の容器(上段)がぴったり

キラキラパーツは、透明感のある素材を選ぶと成功しやすい。今回の作り方なら、完成後にパーツを入れ替えられるので、失敗を恐れず試してみたいキラキラパーツを入れてみよう。

2.ラップの芯を切断する

「NEWクレラップ ミニ」の芯は長さ22.7センチなので、11.3センチの部分につけたしるしに合わせて輪ゴムを巻き、切断用のガイド線を引く。そして、ガイド線に合わせて万能ノコギリでカットしていく。これで、2本の筒が出来上がる。ノコギリの刃の厚み分、長さが削れてなくなったので、仕上がりは11.2センチになった。

ちょうど真ん中で真っ二つに切断すると、2本の万華鏡を作れる
ちょうど真ん中で真っ二つに切断すると、2本の万華鏡を作れる

切り口が荒れないよう、真っ直ぐにカットしたい
切り口が荒れないよう、真っ直ぐにカットしたい

今回使った万能ノコギリはこれ
今回使った万能ノコギリはこれ


3.ミラーシートをカットする

用意した筒の内側にぴたりと収まる、正三角柱の鏡を作っていく。11.2センチにカットした「NEWクレラップ ミニ」の芯に、「セリア」の「カットできるミラー風シート 23×15cm」を仕込む場合、11.2×2センチにカットしたミラーシートが3枚必要。ほかのものを使うなら、適当なサイズの紙を三つ折りにして型紙を作る方が計算するよりも早い。

カットした筒と同じ長さで、2センチ幅のパーツを3枚切り出す
カットした筒と同じ長さで、2センチ幅のパーツを3枚切り出す

貼り合わせる前に保護シートを剥がそう
貼り合わせる前に保護シートを剥がそう


4.ミラーシートを貼り合わせる

カットしたミラーシートは、鏡を内側にしてビニールテープで正三角柱状に貼り合わせる。先に保護シートを剥がしておくのをお忘れなく!

ミラー面ではない方(裏面)をビニールテープで貼り合わせて…
ミラー面ではない方(裏面)をビニールテープで貼り合わせて…

正三角柱にしよう
正三角柱にしよう


5.筒にミラーシートを挿し込む

正三角柱状にしたミラーシートを、筒の中に収める。寸法通りに作ると、ぴったり収まるはずだ。ただし、多少ゆるゆるしていても大丈夫。収まらなかったら、ビニールテープを剥がしてミラーシートを切るなどし、サイズ調整してみよう。

筒の内側にぴったり収まる
筒の内側にぴったり収まる


6.クリアケースを固定する

片端にクリアケースの底面をあて、フタを避けながらビニールテープで固定していく。筒のフチに瞬間接着剤やボンドをつけておき、ケースを貼り付けてからさらにビニールテープで固定すると、さらにしっかりくっついて安定感アップ!

クリアケースのフタをビニールテープで塞がないように注意
クリアケースのフタをビニールテープで塞がないように注意


7.覗き穴を作る

黒画用紙にラップの芯をあて、円周をぐるりとえんぴつでなぞったら、この線よりも5ミリ程度大きめに切り取り、ガイド線まで放射状に切り込みを入れる。中央に穴をパンチなどであけ、放射状の切り込みをガイド線に合わせて起こし、クリアケースを貼らなかった側に貼り付ける。一度ノリで貼り、ビニールテープで押さえておくと、剥がれにくくなる。

黒画用紙はほんの少しあればOK。黒い折り紙を厚紙で補強して使ってもよい
黒画用紙はほんの少しあればOK。黒い折り紙を厚紙で補強して使ってもよい

ガイド線の外側は放射状に切り込みを入れておく
ガイド線の外側は放射状に切り込みを入れておく

ぴらぴら部分だけノリづけし、筒に貼り付ける
ぴらぴら部分だけノリづけし、筒に貼り付ける

ビニールテープで補強しておこう
ビニールテープで補強しておこう


8.クリアケースにキラキラパーツを入れたら完成!

好みのキラキラパーツをクリアケースの中に入れたら出来上がり。筒の外装をデコレーションすると、前世がラップの芯だとは思えないほど立派な仕上がりに。

クリアケースのフタを開けて、好みのパーツを入れてみよう
クリアケースのフタを開けて、好みのパーツを入れてみよう

柄入りのデザイン折り紙を両面テープで巻きつけただけの簡単デコレーション
柄入りのデザイン折り紙を両面テープで巻きつけただけの簡単デコレーション


<失敗しないポイント>
・ラップの芯をカットする時は、できるだけ断面が荒れないように注意しよう。断面がギザギザになってしまったら、やすりで削るなどして滑らかにしておくと、次の作業がスムーズ。
・ミラー風シートをネット購入するなら、「ハサミで切れる鏡」「塩ビ ミラー」「ミラー 工作紙」などの検索ワードが役立つ。
・キラキラパーツは、たくさん入れすぎない方が無難。透明な素材ならたくさん入れてもいいが、不透明な素材だとただの黒い塊になってしまう。少しずつ加減しながら足していくとよい。

クリアケース側を指でトントンと叩きながら覗いてみて!
クリアケース側を指でトントンと叩きながら覗いてみて!

大小の星型スパンコールと、クリアケース越しに見える景色が混ざり合う
大小の星型スパンコールと、クリアケース越しに見える景色が混ざり合う

ゆっくりと筒を回転させながら覗き込むと、絶えずきれいな柄が現れる。同じ柄は二度と見られず、目で見たその美しさを他人にシェアするさえ難しいという、究極のアナログアートだ。仕組みがわかるともっとおもしろくなるおもちゃなので、小学生のうちに一度は作っておきたい。

情報は2024年6月11日 12:00時点のものです。

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