石川県
加賀前田家三代当主・利常公が小松城を隠居城としてから、ものづくりの文化が花開くとともに、食文化も発展してきた小松。そうした歴史的背景もあり、今なお、町人たちが受け継いできた料亭文化がしっかりと根付いている。
「こまつ女将 小珠の和」は、北陸新幹線の開業をきっかけとして、市内の料理店や旅館の女将たちが結成した会。気負わずに加賀料理を楽しむ小松の料亭文化を広めるための活動を続けている。
なお、首都圏にて展開する「ゴディバカフェ」では、2024年7月1日(月)から8月31日(土)までの夏期限定で、九谷焼・加飾部門の伝統工芸士、浅蔵一華さん作のオリジナルの九谷焼を使うスイーツが登場予定。詳細は2024年6月下旬に発表されるとのこと。
九谷焼は、明治期に欧米で「ジャパンクタニ」と称賛された色絵陶磁器の最高峰。原石である“花坂陶石”が取れるのも、小松市だ。
今回の企画について、担当者に話を聞いてみた。
ーー今回の企画の狙いを教えてください。
小松市とベルギー・ビルボールド市姉妹都市50周年を記念して、ベルギー発祥のゴディバが手がける「ゴディバカフェ」と小松市の共同企画として実現しました。新幹線駅開業で小松を訪れる方に小松の食文化・伝統文化を楽しんでもらいたい“小珠の和”と、日本の地域文化を応援したいゴディバジャパンの思いが合致した形です。料亭とチョコレートという意外性のある組み合わせで、料亭未体験の若い世代にも訴求し「小松で料亭デビュー」のきっかけにできればと考えています。
ーー今回の企画におけるイチオシポイントを教えてください。
小松料亭文化・小珠の和/小松伝統工芸・九谷焼/小松代表食材・小松産大麦と「ゴディバカフェ」の共同企画という点です。
ーー今回の企画のアイデアが形になっていった経緯を教えてください。
本企画に参画する料亭や旅館9店舗すべてのメニューについて、「ゴディバカフェ」シェフが現地で監修をおこないました。女将や大将たちは「チョコレートを扱うことになるとは……」と慣れない食材ながらも、試作と対話を重ねてオリジナルデザートが完成。女将の会から始まった企画ですが、伝統を守りつつも新しいものを積極的に取り入れていく大将の姿もありました。
どのチョコレートデザートも、それぞれに趣向を凝らした魅力的なものばかり。期間限定なので、気になる人は早めにチェックしよう!
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