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この記事は2022年夏休み特集のものです。最新トピックスはこちら
続いて現在準備中のフェーズ2.0のリリース時には、GPS機能と暗号資産とを活用した“Travel-to-Earn”の機能が付加される予定。具体的には、スポットにチェックインしたユーザーに、次回の旅の交通費や宿泊費として利用できる暗号資産を付与することになる。すると実際に現地を訪れた履歴が残るため、プランやレビューの信頼性も担保でき、一石二鳥だ。
次いでフェーズ3.0で見据えるのは、旅行者にとって利便性の高い“シームレスなおでかけサービス”の構築。SNS機能やプラン検索機能を持たせることで、魅力的なプランにすぐに辿り着ける仕組みを整えつつ、下調べから宿泊施設や交通手段の予約までシームレスに完結できるプラットフォームを提供する。
フェーズ3.0までが完結すると、旅行業界の顧客は、これからどういう行動を見せるかがほぼ予測できる旅行者に対し、確度の高いダイレクトターゲティング広告を打つことが可能となる。これがフェーズ4.0だ。
このように順次新機能をリリースしていくことが、旅行業界に慢性的に存在する「オンライントラベルエージェントでの集客の疲労」と「SEO/リスティング広告の限界」の解決につながり、コロナ禍で打撃を受けた観光業界の復興とさらなる推進を図ることができると、Tridealは考えている。
Tridealでは、フェーズ2.0でリリース予定のTravel-to-Earn機能、つまり訪問すると暗号資産が付与されるスポットの実証実験に協力してくれるパートナーを募集中。
また、フェーズ3.0でSNS機能をリリースした後には、旅プランの一般公開も可能となるが、その際、トレンドのおすすめプランを紹介するセクションを設ける予定。自治体や宿泊施設、飲食店など、連携先のおでかけ関連スポットも募っている。
今回のサービスについて、担当者に話を聞いてみた。
「(今回のサービスの狙い、目的、ターゲットは?)”おでかけ”において、おでかけをする人と観光・旅行業界とでそれぞれ課題を抱えています。rambleはそれらの課題を解決するためのサービスです。おでかけをするエンドユーザーが抱える課題は以下のとおりです」
1. コース・ルートがわかる下調べプラットフォームがない
「スポットA→B→Cに行った。移動に電車とバスを使い、合計40分かかった」が見えるおでかけ下調べサービスがない。下調べ用の検索媒体とおでかけの記録を作成・共有する媒体が直結していない。
2. 複数スポットの回り方を綺麗にまとめられない
自分が回ろうとしているルートや移動手段の詳細を綺麗にまとめる専用ツールがない。旅行やおでかけのコース・ルートに沿った計画ができない。無理やりメモ帳やEXCELで作成しているため、変更があったときの編集が面倒。
3. 作成したプランをスマートに共有できない
スマホのメモや紙を使ってしか計画を記録できないため、専用のUIではないし、共有がスマートにできない。共有できたとしても、その後、内容を編集することが難しい
「同行者と一緒に編集ができない一方で観光・旅行業界は以下の課題を抱えています」
1. OTAを活用した集客の限界
ホテル・航空券・ツアー・アクティビティ等の旅行関連予約で使用するOTA(オンライントラベルエージェント)を活用して予約を獲得するためには、安く売るか高い評価を得るかの2択。そうなるとOTAの集客だけでは、明らかに限界がある。
多機能が原因による画面のテキスト情報の過多、フォーマット変更の余地の少なさに加え、長年の開発更新の蓄積から抜本的なリニューアルができない。
2. SNSやD2Cはコストがかかる
自社でSNSやD2Cサイトを運用するのはインプットコスト・タイムコストがかかる。かといってアウトソースするにもコストはかかる
3. 決まったスポットしか行かない・周遊してくれない
人気スポットがあったとしても、そこだけを訪れ、県内・市内の他スポットを周遊することなく、県外・市外へ移動してしまう。
「他のスポットを上手くアピールできていないそのソリューションがrambleです」
For おでかけをするエンドユーザー
1. 「点」ではなく「線」でのプランを作成し、URLでスマートに共有できる。
2. 他ユーザーのコースに沿ったプランを参考に、おでかけプランを練ることができる。
3. 下調べから共有まで、一つのサービスで全てのおでかけのアクションをまとめて実行できる。
For 観光・旅行業界
1. 「出発前の旅行者」に限定して、かつ旅行者の興味関心に沿ってリーチできる。
2. 公式周遊プランの公開をすることで、周遊してほしい場所を情報として展開できる。
3. GPSでスポットにチェックインすることで、エンドユーザーに報酬として暗号資産を付与する。
特定のスポットへの送客を実現。エンドユーザーとしてもTravel-to-Earn(おでかけをすることで稼ぐこと)ができる。
「(今回のサービスの目玉は?)今回は上記のうちフェーズ1であるプランの作成・共有機能をリリースしました。おでかけ前に、計画を記録し、同行者にその計画を共有するアクションをサポートします。特徴は以下のとおりです」
1. 思考順序に沿ったストレスフリーなUIUX
「計画を作る」と「計画を見る」をメニューとして分け、考えなくても自然とわかるUIUXになっています。また、「計画を作る」は、思考順序に沿った入力項目にすることで、ストレスフリーに計画を記録することができます。
2. ルート・コースに沿った記録
「点」での記録ではなく、どのスポットからどのスポットへ行くかを「線」で記録ができます。
3. 移動手段の詳細を記録
スポットAからスポットBに移動するのに、どの移動手段を使って、どの時間に乗って、合計どれくらい移動にかかるかを記録できます。
4. 計画を同行者に簡単に共有・共同編集
計画を作成したあと、メンバーにURLを共有するだけでプランの共有できます。また、プランに招待されたメンバーもプランの編集が可能です。
「(ユーザーへのメッセージは?)TridealのMISSIONは、”ココロハズム体験を、ココロオドル毎日を。”です。ココロハズム体験を提供するお手伝いをすることで、ココロオドル毎日を過ごしてもらい、人生に生きる意味を与えます。rambleを通じて、より良い体験をしていただけたら幸いです。観光体験の価値向上を目指し、自治体や宿泊施設、飲食店等のおでかけ関連スポットと連携していきたいと考えております。連携先・本プロダクトの実証実験のパートナーを随時募集しておりますので、お気軽にお問い合わせください」
旅行者にも観光業界にもいいことだらけの新アプリ、rambleの今後に注目したい。
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