2024年の夏休みはいつからいつまで？小学校・中学校・高校・大学の休みを地域別にチェック！夏レジャーを計画しよう

今年の夏はどこへ出かけよう？そろそろ夏休みのおでかけプランを考えたいこの時期。子どもたちの夏休み日程が気になっているパパ、ママも多いはず。また、レジャーの計画だけでなく、子どもの夏休み期間中の学童保育やお弁当、習い事のスケジュールも気になるところだ。

小学校や中学校、高校など学校の夏休み期間は地域や自治体によっても異なる。住んでいる地域の夏休み日程をチェックして、今年の夏休みの計画を立てよう。また、家族で出かけられるおすすめのレジャースポットも紹介する。

小中高の夏休み期間は7月下旬～8月末までの40日前後

小学校の夏休み期間と日数

小学校では、おおよそ7月下旬～8月末までが夏休みで、期間は35日～40日ほど。2024年も例年通りになる見込みだが、昨年の記録的な暑さを受け、北海道を中心に夏休みの期間の見直しを行う学校もある。ただ、同じ都道府県内でも市町村によって異なる場合や、公立校と私立校でも違うことがあるので、詳細については通っている学校、あるいは自治体に確認してみよう。また、夏休みの間は子どもの学童保育や習い事のスケジュール管理、昼食の準備が必要になる場合もある。

中学校の夏休み期間と日数

中学校の夏休みも小学校と同じく7月下旬～8月末まで。期間は35日～40日ほど。塾や習い事に加え、部活動の予定もプラスされるため、家族旅行で遠方への旅行を計画している人はこれらのスケジュールも考慮に入れておこう。

高校の夏休み期間と日数

高校の夏休みも小中学校と変わらず7月下旬～8月末までで、期間は35日～40日ほど。部活動に加えてボランティア活動やアルバイト、短期留学など、高校生になると挑戦するアクティビティの幅も広がってくる。また、大学受験をはじめ、進路選択に向けた準備として活用される期間でもあるので、おでかけのときは前もってスケジュールをおさえておくことが大切だ。

地域別の夏休み期間と日数

小中高校の夏休み期間は地域によっても異なる。公立校の場合には教育委員会が、私立校の場合には理事会など学校を運営している組織が期間を決定している。特に寒い地域ほど夏休みが短く、暑い地域ほど長くなる傾向にある。地域別の夏休み日数を比較してみよう。

※休業期間は一例。同じ都道府県でも学期制の違い(二学期制、もしくは三学期制)があり、各市区町村、学校ごとによっても異なる
※終業式の翌日から始業式の前日までの日付。土日を含み休業期間の規定と異なる場合あり

北海道・東北地方の夏休み

北海道の夏休み期間は、気候の特性を加味して例年は7月下旬～8月下旬までと短めとなっており、豊かな自然環境を活用したイベントや施設が多いのが特色。

なお、2024年は近年の猛暑を受け、札幌市立の幼稚園・小学校・中学校で昨年度までの26日間から、30日間に夏休みが延長。道立の学校でも夏・冬の休業日数はそれぞれ連続した25日以内という規定が撤廃され、夏休み期間の延長ができるようになるなど、道内各地で夏休み期間の見直しが進んでいる。

対して東方地方は、地域による微妙な差が見られ、夏祭りなど地元の伝統行事に合わせて日程が調整されることもある。
　
・北海道 (札幌市) 7月26日(金)から8月26日(月)までの32日間　※規定は8月25日まで
・青森県 (青森市) 7月22日(月)から8月23日(金)までの33日間
・秋田県 (秋田市) 7月20日(土)から8月25日(日)までの37日間　※規定は8月24日まで
・岩手県 (盛岡市) 7月24日(水)から8月20日(火)までの28日間　
・山形県 (山形市) 7月26日(金)から8月20日(火)までの26日間
・宮城県 (仙台市) 7月20日(土)から8月25日(日)までの37日間　※規定は7月21日から
・福島県 (福島市) 7月20日(土)から8月21日(水)までの33日間

関東地方の夏休み

関東地方の夏休みは、県庁所在地では千葉市を除き、夏休みの開始時期はほぼ一定。千葉県内では船橋市立の学校で7月21日(日)からと、夏休みのはじまりに差が見られる。また、8月の最終週に2学期がスタートする地域では若干日数が少なくなっている。

・栃木県 (宇都宮市) 7月20日(土)から8月29日(木)までの41日間
・群馬県(前橋市) 7月20日(土)から9月1日(日)までの44日間　※規定は7月21日から8月31日まで
・茨城県 (水戸市) 7月20日(土)から8月26日(月)までの38日間
・埼玉県 (さいたま市) 7月20日(土)から8月27日(火)までの39日間
・千葉県 (千葉市) 7月15日(祝)から8月25日(日)までの42日間
・東京都 (中央区)7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間
・神奈川県 (横浜市) 7月21日(日)から8月26日(月)までの37日間

中部地方の夏休み

中部地方の夏休み期間は県によってさまざまだ。長野県は夏休み以外の期間に農作業のための休みを設ける習慣があったことから、他の地域に比べて夏休み期間が短いとされる。長野市内では学校ごとに異なり、31日間の学校から、他県よりも長い43日間の学校もあるなど、同じ市内でも10日以上の差が見られる。

・新潟県 (新潟市) 7月24日(水)から8月23日(金)までの31日間
・山梨県 (甲府市) 7月22日(月)から8月27日(火)までの37日間
・長野県 (長野市) (1)7月23日(火)から8月22日(木)までの31日間
　　　　　　　　(2)7月20日(土)から8月31日(土)までの43日間
・富山県 (富山市) 7月25日(木)から8月26日(月)までの33日間
・石川県 (金沢市) 7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間
・福井県 (福井市) 7月21日(日)から8月26日(月)までの37日間
・岐阜県 (岐阜市)
3学期制：7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間
2学期制：7月21日(日)から8月29日(木)までの40日間
・静岡県 (静岡市) 7月20日(土)から8月27日(火)までの39日間
・愛知県 (名古屋市) 7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間
・三重県 (津市) 7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間

近畿地方の夏休み

近畿地方では、夏休みの開始時期はほぼ一定だが、滋賀県、兵庫県以外の県で8月31日の1週間前に2学期がスタートするため、若干日数が少なくなっている。

・滋賀県 (大津市) 7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間
・奈良県 (奈良市) 7月21日(日)から8月24日(土)までの35日間
・和歌山県 (和歌山市) 7月20日(土)から8月25日(日)までの37日間
・大阪府 (大阪市) 7月20日(土)から8月25日(日)までの37日間
・兵庫県 (神戸市) 7月20日(土)から8月31日(土)までの43日間
・京都府 (京都市) 7月23日(火)から8月25日(日)までの34日間

中国地方の夏休み

中国地方は、日本海側と瀬戸内海側で夏休みの日数が異なる。どの県でも夏休みのスタートはほぼ同じ時期だが、2学期は鳥取県と島根県、岡山県で8月中に始まる。広島県と山口県では8月31日までが夏休みとなっている。
※広島市は小学校ごとに終業式と始業式の日程が1～4日程度の差がある

・岡山県 (岡山市) 7月20日(土)から8月28日(水)までの40日間
・鳥取県 (鳥取市) 7月20日(土)から8月25日(日)までの37日間
・島根県 (松江市) 7月19日(金)から8月28日(水)までの41日間
・広島県 (広島市) 7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間
・山口県 (山口市) 7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間

四国地方の夏休み

四国地方の夏休みは、どの県でも7月21日から8月31日までと同じ日程となっている。

・高知県 (高知市) 7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間
・愛媛県 (松山市) 7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間
・香川県 (高松市) 7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間
・徳島県 (徳島市) 7月21日(日)から8月31日(土)までの42日間

九州地方の夏休み

九州では2学期が8月中に始まる県が多い。長崎県と鹿児島県は8月31日までとなっている。

・福岡県 (福岡市) 7月20日(土)から8月26日(月)までの38日間
・大分県 (大分市) 7月20日(土)から8月25日(日)までの37日間
・佐賀県 (佐賀市) 7月20日(土)から8月28日(水)までの40日間
・長崎県 (長崎市) 7月20日(土)から9月1日(日)までの44日間　※規定は8月31日まで
・熊本県 (熊本市) 7月20日(土)から8月28日(水)までの40日間
・宮崎県 (宮崎市) 7月23日(火)から8月24日(土)までの33日間
・鹿児島県 (鹿児島市) 7月20日(土)から9月1日(日)までの44日間　※規定は7月21日から8月31日まで
・沖縄県 (那覇市) 7月20日(土)から8月25日(日)までの37日間 　※規定は7月21日から

近ごろでは、8月中に2学期を開始することで夏休みの日数を減らす学校が増えている。2011年にゆとり教育の見直しが行われたことから、学力向上のため授業時間を増やす傾向にある。

大学の夏休みは50～60日ほど、学校によっても期間はさまざま

大学の夏休み期間は、8月から9月までの50～60日間と小中高の夏休みと比べて長い。夏休み期間は学校や学部によってもさまざまなので、詳しくは大学の公式サイトをチェックしよう。履修科目の試験が終わり次第夏休みに入るパターンもあるため、自分のスケジュールはしっかり管理しておこう。

まとまった長期間の休暇では運転免許の取得やアルバイト、旅行や短期留学などチャレンジの幅も広がる。また、企業がインターンシップを実施する時期のピークは8月。就職活動をがんばりたい人はぜひ参加したいところ。申し込みは7月から始まるところも多いので、夏休みの計画は早めに立てておいたほうがよさそうだ。

社会人の夏休みは？お盆は8月13日から16日までの4日間

一般的な社会人の夏期休暇期間は「お盆休み」が中心となる。主に8月13日から16日までの4日間が指定され、多くの企業や団体がこの期間を基本として設定している。

業種や職種、企業によって多少の違いがある。また、従業員が自身のライフスタイルに合わせて休暇を取得できるようにするため、夏期休暇を自由に設定できる企業が増えている。加えて、一部の企業では一週間以上の長期休暇を与える場合もある。

ただ、サービス業や観光業等の一部業種では、夏期は最も忙しい時期であるため、休暇が制限されることも。それぞれの職種と企業の特性により夏期休暇の期間は異なるので、本記事の情報を、自身の休暇計画を立てる際の参考にしてみてはいかがだろうか。

家族と過ごすおすすめイベント・スポット紹介

夏祭り
全国的に知られる、青森のねぶた祭や仙台七夕まつり、祇園祭、阿波おどりから、地元色豊かな名古屋城夏まつりや築地本願寺の納涼盆踊り大会まで、風情あふれる日本の夏祭りを紹介する。

体験イベント・アクティビティ
北海道の大自然で釣り体験ができるルスツリゾートや軽井沢でのカヌー・カヤック、そして尼崎のだんじり祭りに、はかた夏まつりと、地域特有のすばらしい体験が盛りだくさんな全国の体験イベント・アクティビティを紹介。

グルメ・フードフェス
BBQと地ビールを心ゆくまで堪能できる三重の食いしん坊 ビアバル、沖縄の海辺でトロピカルフルーツを味わえる「浜辺のマチヤグヮー」など、地元の味を探索してみよう。

キャンプ場・BBQ場
道南随一を誇るパノラマが広がる噴火湾パノラマパーク オートリゾート八雲や、鮮やかな緑のなかでBBQを楽しめる大阪の鶴見緑地BBQ場、そして空港からも近い沖縄のシンリ浜海浜公園では、滑走路から飛行機を間近で見ながらキャンプをエンジョイできる。都市の喧騒から離れ、心地いい時間を過ごせるキャンプ場・BBQ場を探そう。

プール
大型のウォータースライダーで夏の暑さを吹き飛ばしてくれる東京サマーランド、和歌山県にある子どもの安全に気を配った家族連れでも安心の那賀スポーツレクリエーションセンターと、いずれも子どもから大人まで幅広い年齢層が楽しむことのできるスポットばかりだ。

ビーチ・海水浴場
JR銭函駅から徒歩圏内の北海道・銭函海水浴場に、日本の夕陽百選にも選ばれた淡路島自慢の慶野松原海水浴場、約600メートルの白い砂浜が広がる沖縄のアラハビーチと広大なスポットに赴いて、ゆったりとしたひとときを過ごそう。

遊園地・テーマパーク
よみうりランドや志摩スペイン村、大阪を代表するテーマパークであるユニバーサル・スタジオ・ジャパン、長崎のハウステンボスなど、全国各地には多彩な遊園地・テーマパークがあり、それぞれ夢中になれる要素で充実している。

工場見学
全国には、キリンビール 北海道千歳工場やサッポロビール 北海道工場、グリコの人気菓子の製造工程を見学できるグリコピア神戸といった工場施設が点在する。身近にある製品がどのように作られているのかを、ぜひその目で確かめてみよう。

博物館・科学館
北海道唯一の国宝・中空土偶が展示されている函館市縄文文化交流センターや、関東の角川武蔵野ミュージアム、そして西日本には京都鉄道博物館にさかい利晶の杜、高知県立坂本龍馬記念館と知識と教養を深めるための貴重な場所を紹介する。

取材・文＝西脇章太(にげば企画)、国分洋平