全国
夏の陽ざしが街を包み込む季節。改札を抜けると、いつもの景色がまるで絵本から飛び出してきたような夢の世界へと姿を変える。
東急田園都市線沿線で始まったのは、『ピーターラビットのおはなし』の作者、ビアトリクス・ポター(TM)の生誕160周年を祝う「
ピーターラビットと冒険しよう!キャンペーン
」。企画を手がけた東急株式会社の担当者によると、愛らしいイラストはもちろんのこと、絵本をじっくり読むとわかる
ピーターラビット(TM)
本来の魅力は、実は「ちょっぴり刺激的な冒険ものがたり」にあるのだという。「日常にある“冒険”を楽しむ」をコンセプトに、おでかけの先々で自分たちとピーターラビットを重ね合わせ、日常の何気ない出来事も冒険になり得ると感じてもらえるような体験が用意されている。
今回は、一足早く開催された「ピーターラビット(TM)トレイン」の試乗会へ、泉マリコさんとゆりちゃん(姉)、まゆちゃん(妹)の仲良し親子がおでかけ。線路の上からにぎやかな街のショップまで、小さな胸を踊らせるあたたかな冒険の旅へ出かけてみよう。
2026年7月中旬から8月上旬にかけて運行される「ピーターラビット(TM)トレイン」は、東急田園都市線をはじめ、東京メトロ半蔵門線、東武伊勢崎線・日光線へと跨る3路線の相互直通区間を走り抜ける10両編成の特別列車だ。
試乗会の舞台となった車両基地で静かにたたずんでいたのは、一見すると見慣れた東急田園都市線の車両。けれど、プシューと音を立ててドアが開き、車内へと一歩足を踏み入れた瞬間、歓声が上がった。
「あ!車の中にピーターがいる!うさぎさんがいっぱい!」とテンションが一気にアップしたゆりちゃんが弾んだ声で指をさすと、妹のまゆちゃんも目を丸くしてあちこちを見渡す。緑色の座席と優しいトーンで彩られた空間は、まるで光が差し込む英国の豊かな森の中に迷い込んだかのよう。
担当者によると、使用している車両の緑色の座席がピーターラビットの世界観にある「自然」と非常に相性がよかったため、挿絵に近い優しい色使いを徹底して全体の演出を組み立てたという。乗客が日常の通勤・通学の中で作品の世界観に浸り、新しい「好き」を見つけるための冒険のひとときにしてほしいという温かな願いが込められている。
ふと天井を見上げたゆりちゃんが「ママ見て!上の絵が、あっちから見たときと違うよ!」と驚いていたように、反対方向から見ると中吊り広告の絵柄が異なり全く違った雰囲気になっている。
10両編成の車内は3種類のデザインになっていて、共通の中づり広告も一方向から見ると1つのデザインが続き、裏側に回ると各車両で異なるストーリーが連なるユニークな工夫が施されている。電車という同じ空間の繰り返しの中に変化を持たせるため、車内演出には工夫を凝らしたと担当者は語る。どの車両から乗っても、どちらを振り返っても作品への入り口が変わる奥深さがあり、乗るたびに新しい魅力に出合える仕掛けだ。さらに車内の3連ビジョンでは公式Instagramで大人気のアニメーション映像が流れ、ちょこまかと愛らしく動くピーターの姿に、まゆちゃんもすっかり目を奪われていた。
車内を彩るお楽しみは、かわいらしい装飾だけにとどまらない。3つのテーマの展示が用意され、乗車する車両ごとに全く違った世界観を楽しむことができる。
最初の車両で出迎えてくれるのは「ピーターラビット冒険キャラクター図鑑」。ここには公式サイトや絵本にも載っていない、オリジナルのキャッチコピーが新たに書き下ろされている。車内の図鑑を見ながら、「ママ、このねずみさんたちのところに『自分らしい居場所を見つけたいあなたに寄り添います』って書いてあるよ」(ゆりちゃん)、「自分にぴったりの場所って大切だものね。優しく寄り添ってくれる言葉で、なんだか心がじんわり温かくなるね」(マリコさん)なんて会話も。ちなみに、ゆりちゃんとまゆちゃんの気になったキャラクターを聞いてみると2人とも“女子ねずみ界隈”のメンバーだそう。ぜひ車両で見つけてみてほしい。
担当者が「ティミー・ウィリーやまちねずみジョニーなど、現代人の悩みに重なるキャラクターにも注目してほしいです。子どもたちには学校の休み時間の話題に、大人の方には『こんな話だったっけ』と思い出して癒やされるきっかけになれば」と話すとおり、心にそっと寄り添うメッセージに自然と会話が弾むだけでなく、「次はどんなお友達が載っているんだろう」と気になって隣の紹介文へ夢中で目を走らせていく。
続く車両に広がるのは「ピーターラビット冒険kids写真展」。そこには、水場で洋服がびしょびしょになるまで遊ぶ姿や、ふかふかの落ち葉の山にすっぽり埋もれて笑う子どもたちの写真が飾られている。
写真を見比べながら、「ママ見て!こっちの写真はお水でびしょびしょになるまで遊んでるよ!」「わたしも今度、落ち葉遊びやってみたい!」と笑顔を咲かせる姉妹。「大人になるにつれて忘れていた無邪気な冒険を思い出させてくれる写真ばかりで、子どもたちとピーターラビットは同じように冒険を楽しむ仲間だと親しみを感じてもらえたら」というスタッフの思いどおり、親子でワクワク感を分かち合える空間になっている。
そして最後の車両を飾るのが「ピーターラビット冒険ぬい撮り写真展」。たまねぎ畑にちょこんとお座りするピーターなど、愛らしいぬいぐるみが日常の中で小さな冒険を楽しむ写真が並ぶ。担当者が「選定にあたっては、写真の中のぬいぐるみ自身が冒険を楽しんでいる表情をしているかを大切にしました。たまねぎ畑の写真など絵本のワンシーンのようで特に印象に残っています」と語るとおり、眺めているだけで心が温まる。
大人が「こういう瞬間も、うちのぬいぐるみと一緒に撮ってあげよう」と思えるような、身近な癒やしが詰まっている。
トレインの中で車内企画を楽しんで自分の「推し」キャラクターを決めたあとは、沿線のショッピングモールへと冒険の舞台を移すのが担当者おすすめのめぐり方だ。たまプラーザ テラス、二子玉川ライズ S.C.、グランベリーパークの3つの商業施設では、2026年7月21日から8月31日(月)まで、企画が盛りだくさんな連動キャンペーンがにぎやかに繰り広げられる。
まず挑戦したいのが、館内を歩きながら隠れたピーターたちを探す「かくれんぼスタンプラリー」。1施設でスタンプを3種類集めて指定の書店(文教堂二子玉川店、有隣堂たまプラーザ テラス店、リブロ南町田グランベリーパーク店)へ向かうと、宝物のような限定のオリジナルしおりがもらえる。
ノベルティの受け取り場所になっているこれらの書店では、スタンプラリー期間中に「絵葉書ぬりえ」や「紙芝居の読み聞かせ」といった無料の体験型イベントも開催されており、おでかけの合間に親子でほっと一息つきながら絵本の世界に親しむことができる。
さらに、施設内の対象店舗でコラボアイテムを買ったり限定コラボメニューを味わったりすると、先着合計7000名にここでしか手に入らないオリジナルクリアカードがプレゼントされる。また、対象店舗での3000円以上のレシートを使って専用サイトから応募すれば、生誕160周年にちなんで抽選で160名に「絵本おくりものセット」や「ピーターラビットぬいぐるみ」などの豪華グッズが当たるプレゼントキャンペーンにも参加できる。ゆりちゃんは、車内に飾られたコラボメニューの写真を見ながら「ママ、これかわいい!食べに行きたいな~」とおねだりしていた。
スタンプラリーの拠点でもある二子玉川ライズ S.C.では、2026年7月21日から8月31日(月)まで、全館をあげて「SUMMER STORY with PETER RABBIT」を開催。館内のあちこちが涼やかで愛らしい装飾で彩られるほか、特別な体験イベントや期間限定ショップが満載だ。
作者ビアトリクス・ポターの誕生日である7月28日(火)には、タウンフロント1階インフォメーションセンター前にて「フラワーギフト&グリーティング」を実施。当日対象店舗での3000円以上のお買い上げレシートを提示すると、先着でお花のプレゼントがあり、さらに一緒にピーターと並んで写真が撮れる。特別な思い出が作れるはずだ。
7月24日(金)から8月12日(水)までの期間は、タウンフロント1階のRISE POPUP SQUAREに期間限定ショップ「Peter Rabbit(TM) HAPPY HOPPY MARKET」が登場。ここでしか買えない限定グッズが並ぶほか、6600円以上のお買い物でゆらゆら揺れる姿が愛らしいオリジナルの「ゆらゆらグラス」がもらえるなど、ファン心をくすぐるお楽しみがめじろ押しだ。
さらに夏休みが明けた9月5日(土)には、ルーフガーデン3階の菜園広場が物語に出てくる「マグレガーおじさんの畑」に変身。事前応募抽選制で野菜について学びながら実際の収穫体験ができる体験型イベントも用意されている。
館内のカフェやレストランでは思わず写真を撮りたくなる限定コラボメニューや限定アイテムが並び、風が心地よく吹き抜ける二子玉川の緑豊かなロケーションと絵本の世界が見事に溶け合っている。施設をのんびり歩いているだけでも、まるでリゾートを訪れたかのような優しい気分に浸ることができるはずだ。
いつもの通学路や通勤電車、週末に通うショッピングモール。見慣れたはずの毎日も、少し視点を変えてピーターたちの世界と重ね合わせるだけで、胸が高鳴る冒険の舞台へと生まれ変わる。
「ピーターラビット(TM)トレインに乗って、夏の冒険やおでかけを楽しんでほしい」という企画担当者のメッセージのとおり、お気に入りのキャラクターを探し、家族で笑い合い、おいしいコラボメニューを味わう夏の一日は、きっと忘れられない思い出になるはずだ。
なお、「ピーターラビットと冒険しよう!キャンペーン」は2026年7月21日から8月31日(月)まで各商業施設(たまプラーザ テラス、二子玉川ライズ S.C.、グランベリーパーク)で開催されており、スタンプラリーや各種体験イベントは無料で楽しめる。「ピーターラビットトレイン」は7月中旬から8月上旬予定で東急田園都市線から東京メトロ半蔵門線、東武伊勢崎線・日光線にかけて運行中だ。詳しい運行ダイヤは非公開となっているものの、東急お客さまセンターに問い合わせれば現在どのあたりを走行しているかを教えてもらえるので、「乗ってみたいな」と思ったときにも安心だ。二子玉川ライズ S.C.での全館イベントも同期間開催されているので、おでかけの際は事前に各施設の公式サイトで営業時間や最新情報をチェックして足を運んでほしい。
BEATRIX POTTER(TM) (C) Frederick Warne & Co.,2026
※本件に関し、駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。
※掲出期間中は、ダイヤ乱れ等の影響により、予告なしに運休する可能性がございます。
※車内を移動してご覧いただく際は、周りのお客様に配慮いただくようお願いいたします。
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取材・文=北村康行、撮影=島本絵梨佳
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