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実際の金閣寺は、屋根が曲線を描いている。このカタチを表現するため、すでに並べた屋根のブロックに修正を加え、四隅をツンと持ち上げる形状へとアレンジしていこう。
ヒント:カドの反りを表現する
ハーフブロックを使って、カドの反りを表現してみよう。手順はこちら!
A.屋根の隅を2×2(4ブロック)壊す。ここでは、説明のためにあらかじめ隣接するブロックの色を変えた。
B.階段ブロックの下半分の高さに、ハーフブロックを写真のように3つ置く。
C.左側のハーフブロックに、もう1つハーフブロックを重ねてフルブロックにする。
D.フルブロックの上半分にハーフブロックをつなげたら、フルブロックを壊し、再度ハーフブロックを置き直して[B.]の状態に戻す。
2層目、3層目の屋根を修正したら、いよいよ本体部分に取りかかる。金閣寺の写真を見ながら、フェンスやトラップドアを使って柵を作り、壁は階段ブロックを積む。部屋の内部には光源ブロック(グロウストーンや海のランタンがおすすめ)を敷き詰めておこう。屋根の頂上にある鳳凰は、似たブロックで表現する。ここでは、フェンスブロックを台座に、鐘ブロックを2つ並べている。
ヒント:階段ブロックは光を透過する
フルブロックは光を通さないが、透過ブロックと呼ばれるハーフブロックや階段ブロックは、光を通す特性がある。これを利用すると、暗闇の中で建物が発光するような表現も可能に。試しに、光源ブロック(海のランタン)をフルブロックと階段ブロックで囲み、暗闇で比較してみた。階段ブロックからは灯りが漏れて明るく見えるが、フルブロックは暗いままだ。光源ブロック×フルブロックの組み合わせだけで暗闇に置くと、まったく灯りのない状態なのがわかる。
ヒント:「垂木飾」を表現する
せり出した屋根に「垂木飾」と呼ばれる装飾を加えると、よりお寺っぽさがアップ!階段ブロックを上下逆さまに、壁に横付けするだけ。せり出した屋根の内側に設置してみよう。
金閣寺の西側にせり出した「漱清(そうせい)」と呼ばれる吹き放しの建物を作り、逆サイドにある船着き場と建物の基礎部分を作り込む。また、金閣寺は「鏡湖池(きょうこち)」という池の上に建築されているので、地面を1段削り水を流し入れた。夜になると透過ブロックから灯りがこぼれ、金箔で輝く金閣寺の雰囲気により近付く。
上記のように実際の寸法をもとに作ると、細かい部分まで作り込めない。そこで、縮尺を1.5倍にすると、新たな発見や表現に出会えるだろう。より緻密に作りたい場合は、2倍、3倍と大きくしていくとよい。ただし、大きくなればなるほど使用するブロックが増え、挫折しやすくなるため、小学生なら1.5〜2倍サイズがおすすめだ。
<さいごに>
有名建築に限らず、たとえば自分の住む家や学校、地域のランドマークを作るのもいいだろう。身近な建物なら、実際のディテールを確認しながら作り込むことができるので、より完成度もアップするはず。
できあがったマイクラ建築は、スクリーンショットして提出すれば立派な自由研究になる。あわせて、建築物にまつわる寸法や装飾・建具の名前なども調べてまとめると、さらに内容の濃い研究になるだろう。
マイクラの建築は、インターネットで調べるとかなりの腕利きが見つけられる。YouTubeはもちろんのこと、個人ブログなども参考にし、建物作りのコツをマスターしよう。
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