【夏の自由研究】SNSで話題!夏の伝統和菓子「琥珀糖」を作ろう

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5.バットに流し入れる

グラデーションを作りたい場合は混ぜ加減に注意
グラデーションを作りたい場合は混ぜ加減に注意

補色(例えば、赤と緑、青とオレンジ)を混ぜると茶色に近い汚い色になるので注意
補色(例えば、赤と緑、青とオレンジ)を混ぜると茶色に近い汚い色になるので注意

グラニュー糖を溶かした寒天液を、クッキングシートを敷き詰めたバットに流し入れる。厚みの目安は1センチ弱程度。流し入れた液が固まらないうちに、ごく少量の水で溶いた食紅やかき氷シロップで色づけする。

ヒント:食紅やかき氷シロップは、割り箸や竹串などで寒天液とよく混ぜ合わせること。ここで混ぜが甘いと、固まりにくくなり、ベチャッとした仕上がりになってしまう。とくにシロップは混ぜ合わさっているように見えがちなので、気になる人は鍋の中で完全に混ぜ溶かしてしまおう。

6.冷蔵庫で冷やし固める

どっしりとした寒天になる。このまま食べてもおいしい
どっしりとした寒天になる。このまま食べてもおいしい

子供が包丁を使うときは、必ず保護者の付き添いが必要!
子供が包丁を使うときは、必ず保護者の付き添いが必要!

バットごと冷蔵庫に入れ、1~2時間程度おいて冷やし固める。固まったらバットからはずし、小さく切り分けていく。

ヒント:包丁で切ればキレイな正方形や長方形に、指でランダムにちぎれば鉱石のように仕上がる。型抜きを使えばケガの心配もないので、小さい子供にも安心。

7.クッキングシートに並べ、乾かす

【写真】乾燥する前は透明でとてもきれい。「この状態がいちばん好き」という人が多いのも納得
【写真】乾燥する前は透明でとてもきれい。「この状態がいちばん好き」という人が多いのも納得

衛生面が気になる人は、使い捨てのゴム手袋などを装着してから並べて
衛生面が気になる人は、使い捨てのゴム手袋などを装着してから並べて

切り分けた寒天をくっつかないようにクッキングシートに並べ、風通しのよい場所で数日間乾かす。ほこりがつかないよう、食卓カバーをかぶせておくとよい。

ヒント:ときどき裏返すと乾燥が進みやすい。その際は新しいクッキングシートに替えよう。

8.表面が固まったら完成

ガラスの器と相性よし
ガラスの器と相性よし

小さな型抜きを使ったら、金平糖のように仕上がった
小さな型抜きを使ったら、金平糖のように仕上がった

細かくカットすると乾くのも早く、ジャリ感の強い琥珀糖ができあがる
細かくカットすると乾くのも早く、ジャリ感の強い琥珀糖ができあがる

乾燥し、触っても指につかなくなったら完成!琥珀糖は2〜3週間ほど日持ちする。見映えする容器に移し替えてしばらく鑑賞してから食べるもよし、冷やしたりソーダ水に入れたりしてもよし。自由課題として提出するのもいいだろう。

<さいごに>
お店で買うと割高な琥珀糖も、おうちで作れば安く大量に作れる。とはいえ、たくさん作ると乾燥させるときのスペースも必要になり、ほこり対策を講じるとさらに場所を取るのが難点だ。湿度が高ければ、乾燥に時間もかかる。それなりのスペースを確保したうえで作り始めて欲しい。

工程自体はさほど難しくなく、火の扱いとやけどに注意すれば子供でも十分取り組めるだろう。注意したいのは、寒天、砂糖、水を一度に鍋にかけず、先に寒天を煮溶かすこと。基本の作り方を覚えたうえで、味をつけてみたり、カタチや色づけにこだわったりと、アレンジも可能だ。売り物に負けない、美しい琥珀糖を目指して、親子で特訓してみよう!

情報は2024年6月11日 12:00時点のものです。

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