
東京都
東京・練馬区にある「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(以下、スタジオツアー東京)では、セットや衣装、小道具を見たり、さまざまなインタラクティブなアクティビティを通して、映画「ハリー・ポッター」シリーズの制作の裏側を体験できる。映画の中に入り込んだかのような体験こそスタジオツアー東京の魅力だが、ハリー・ポッターを知らない人、映画を観たことがない人でもしっかり楽しめる施設でもある。今回は、初めての人におすすめしたいポイントをご紹介。
スタジオツアー東京は池袋から西武池袋線・豊島線直通で約17分とアクセスがいい。公式サイトから事前に予約した時間帯にツアーをスタートすることができるため、早朝から並ぶ必要もない。また、屋内をめぐるコースが中心なので天候を気にせずおでかけの計画が立てられるのもうれしい。そんなスタジオツアー東京の見どころのひとつにエクスペリエンスがある。映画のセットや衣装を見学するだけでなく、実際に魔法を体験できるアクティビティだ。
空飛ぶほうきに乗ったり、魔術の授業を受けたり、瞬間移動したりといった魔法体験は「ハリー・ポッター」のファンでなくても楽しめるはず。スマートフォンから登録すると、そんな魔法体験のムービーや写真を持ち帰れるので、家族や友人にSNSなどで楽しかった思い出を共有することもできる(※一部有料)。
エクスペリエンスのなかでも人気なのが「ほうきエクスペリエンス」。ほうきに乗ってロンドンの街やホグワーツ城のまわりを飛び回る体験だ。
グリーンバックを背に、ほうきにまたがって映画と同じように撮影する。目の前のカメラを見ながら、演技指導をしてくれるインタラクターと一緒に魔法使いになりきって演技しよう。ほうきは安定した状態で固定されているので、体を大きく傾けてもOK。まるで映画の中に入り込んだような気分が味わえる。撮影した映像と映画を合成すると、まるで本当にほうきに乗って空を飛んでいるかのようなムービーが完成!
2025年4月18日~9月8日(月)は特別企画「炎のゴブレット」バージョンが体験できる。右へ左へ体を傾けてドラゴンをかわしながら、金の卵を手に入れるというストーリー。インタラクターのアドバイスを聞きながら、思いきり魔法使いになりきるのがポイント。大きくリアクションをしたほうが、映像に溶け込んで、映画さながらの緊迫感(?)を表現できる。
「ほうきエクスペリエンス」に参加したら、自分がほうきに乗って飛び回っている映像をスマートフォンにダウンロード。少し大げさなぐらいに“演技”したほうがいいのはこのため。映像の迫力に負けないぐらいのアクションをするほうが、映画の世界に溶け込んだような映像になって、何度見ても楽しい。
「ほうきエクスペリエンス」の隣には、アズカバン刑務所から逃げ出した犯人になりきる指名手配犯のポスター撮影のエクスペリエンスも。指名手配犯になったつもりで、とびきり怖い顔や憎らしい顔をして写真を撮るのがおすすめ。家族や友達同士で一緒に撮影し、誰が一番“犯人”っぽいか、できあがりの画像で見比べてみるのも楽しい。こちらも画像がダウンロードできるので、ほかでは撮れない記念の1枚にしてみては。
「闇の魔術に対する防衛術の教室」では闇の魔術や闇の生物から身を守る方法を学ぶ授業が行われる。闇の魔術に対する防衛術は実際にホグワーツで教えられていた授業のこと。名前の通り、闇の魔術から身を守る方法を学ぶ科目だが、映画を観たことがなくてもSNSなどで聞いたことがあるかもしれない有名な魔法が登場する。「ステューピファイ(相手を麻痺・失神させる魔法)」と、「エクスペリアームス(相手の武装を解除する魔法)」をインタラクターから杖を使って呪文を唱える方法を教わろう。立ち方から杖の持ち方、姿勢、とけっこうしっかり教えてくれる。杖を持っていなくてももちろん大丈夫、代わりに手を使って呪文を唱えることもできる。
杖を構えて実際に呪文を唱えると机の上に変化が…?子どもだけでなく、大人でも興奮してしまう!まさに気分は魔法使いだ。さらに、授業の途中で教室に死喰い人(デスイーター)が現れる。見るからに不気味な死喰い人に向かって、今教わったばかりの呪文を唱えてみよう。みんなで杖を構え、力を合わせて呪文を唱えると…その先はぜひ実際に体験してみてほしい。
「クィディッチ」とは「ハリー・ポッター」シリーズに登場する魔法界のスポーツで、2つのチームに分かれてほうきで飛びながら行う球技のこと。物語の中で、ハリーはクィディッチの選手として活躍している。そんなクィディッチの試合を観戦しながら、観客となってそれぞれのチームを応援するのがこの「クィディッチエクスペリエンス」だ。ここでは、グリフィンドールチームかスリザリンチームのどちらかのサポーターになり、動画でクィディッチについて説明を受けたあとで、実際に観客席で応援する。ただ応援するのではなく、インタラクターが教えてくれる通りに映画のワンシーンを演じる体験になっている。映画に出演している気持ちになって熱く応援をしよう。
応援している様子はしっかり動画に収められていて、体験後にスクリーンで見ることもできるし、スマートフォンにダウンロードすることもできる。1人でも参加できるが、家族や友達同士で参加して思い切り盛り上がると楽しさ倍増。できあがった“映画”を見て、さらに盛り上がれる!
魔法の世界では絵に描かれた人物や、写真に写っている人物が動くのが普通だ。ホグワーツの大階段に飾られた肖像画の人物たちも動いたり喋ったりする。ここでは、自分が実際にその肖像画に描かれた人物になって額縁のなかに登場する体験ができる。
好きな背景を選んで撮影ブースのなかでポーズを取ろう。肖像画は静止画ではなく、あくまで動画なので時間内にいろいろ動いてみるのがポイント。撮影した“肖像画”は大階段の壁にかけられた額縁のどこかに映し出される。どこに自分の肖像画が出てくるかはわからないので、撮影したら自分の姿を探してみよう。ここでの動画もダウンロードできるが、額縁がない状態になるので、より肖像画らしさを残したい場合は、壁の肖像画を撮影しておくのがおすすめ。
魔法の世界では各国に魔法省が設置されている。ハリー・ポッターシリーズに登場する魔法省の職員たちは、煙突飛行粉(フルーパウダー)と暖炉を使って瞬間移動で出勤するという設定だ。この“瞬間移動”を体験できるのがこの「煙突飛行粉体験」。ここでも動画を撮ることができるので、ぜひ体験してみてほしい。
魔法省の手前に暖炉が並んでいる。好きな暖炉を選んで中に入ると、左右からスモークが…!?まさに瞬間移動してきたシーンだ。魔法省の職員になった気分で、さて、暖炉からどうやって登場するかはセンスの見せどころ。ジャンプしてみたり、踊ってみたり、しゃがんでおいて立ち上がったり、自分だけのオリジナル出勤をムービーに残してダウンロードできる。今回は、「仕事したくないなあ」という朝の出勤のつらさを表現してみたのだそう。ちょっとやる気のない出勤になっている、かな?
不思議な巨大魔法動物がたくさん生息している「禁じられた森」は、ホグワーツ魔法魔術学校の敷地内にある薄暗い森だ。ここでは、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」に登場したヒッポグリフという魔法動物のバックビークが待っている。
バックビークを見つけたら、光の輪の中に立ってゆっくりお辞儀をしてみよう。タイミングよくお辞儀をすれば、バックビークもお辞儀を返してくれる。お辞儀をした状態だとわかりにくいので、お互いにお辞儀をし合っている様子を同行者に動画や写真で撮影してもらうのがおすすめ。バックビークとコミュニケーションができた気がしてうれしくなる。
せっかくのエクスペリエンスの写真や動画は体験後にダウンロードできるサービスがある。ツアーの途中に設置してある二次元コードを読んで、メールアドレスを登録するだけ。「ほうきエクスペリエンス」と「指名手配犯のポスター撮影」は有料だが、ほかのエクスペリエンスは無料で利用できる。体験後や、帰宅後でも思い出として楽しめるので、ぜひ登録しておこう。
映画「ハリー・ポッター」シリーズを⾒たことがない⼈でも楽しめる要素がいっぱいのスタジオツアー東京。まずはツアーに参加して、あとから映画を⾒てみる楽しみ⽅もある。きっと、「あれは、このシーンだったのか!」という驚きや発見があるはず。まずはスタジオツアー東京に足を運んで、自分なりの楽しみ方を体験してみよう。
※展示品に触るのは不可。一部に撮影禁止エリアあり。
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※情報は2025年5月27日時点のものです。おでかけの際はご注意ください。
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