
東京都
2025年、「ホテル椿山荘東京」(東京・文京区)の庭園に建つシンボル「三重塔(さんじゅうのとう)」が、東広島から移築され、100周年を迎える。そんな同ホテルでは今年も、1954年から続いている初夏の風物詩「ほたるの夕べ」を開催中。雲海を出現させるアニバーサリー記念の演出「天空の三重塔(パゴダ)」の絶景と、水辺にふわふわと舞う蛍を同時に楽しむことができる。
さながら森のようなホテル椿山荘東京の庭園には、蛍の見られるスポットがいくつもあるが、今年は新たな観賞スポットとして「ほたる坂」が誕生!「ほたる坂」は、赤い弁慶橋の下を流れる「ほたる沢」のすぐ横に新たに開通した園路で、静寂の中で蛍が舞う、幻想的な光景を間近に楽しめる特別な場所となっている。
同ホテル広報担当者に、おすすめの蛍観賞ルートを聞いてみると、「ホテル棟を出てすぐの場所にある『ほたる沢』で、蛍たちの光の舞を見ていただいたら、そこを真っ直ぐ進み、庭園の真ん中にある『幽翠池(ゆうすいち)』の前で立ち止まっていただくといいかと思います。ここは、国内最大級の霧の庭園演出『東京雲海』を実施しておりまして、一番の“映えスポット”となっているんです。今年は、三重塔移築100周年を記念し、三重塔を囲むように“大雲海”が約5分間出現する『天空の三重塔』もスタートしており、見上げると、雲の上に三重塔が佇む絶景をご覧いただけます」とのこと。
また、「『幽翠池』に沿ってぐるっと進んでいただき、少し坂を上がっていくと、新しい演出として三重塔裏手の苔庭エリアに新設された、紫陽花が並ぶ『紫陽花の小路』や、ライトアップされた『紫陽花の花手水(はなちょうず)』も楽しんでいただくことができ、おすすめです。さらに、蛍が好む水辺の環境を活かして設置した、室内環境の『ほたるの洞窟 ビオトープ(生物空間)』や、『五丈滝』のほうを回っていただくルートもおすすめ。ビオトープは屋内なので、雨の日もゆっくり、より近くで蛍を観賞していただけます」とも話していた。
蛍が生息できる空間を守るために、また、人々が美しく舞う蛍を観賞できる場を保ち続けられるように、日々自然環境の手入れ、改善を行っているホテル椿山荘東京。同ホテルの5万平方メートルもある広大な庭園で、都心とは思えない幻想的な夜の散策を楽しんでみては?
取材・文=平井あゆみ
<2025年6月30日(月)までの庭園入場について>
庭園内で蛍観賞を楽しめる期間、18時30分以降の庭園への入場は以下のユーザー限定となる。
・宿泊、イベント、レストラン(下記2店舗以外)、宴席、婚礼の利用者
・ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」、メインバー「ル・マーキー」、ショップ「セレクションズ」にて、当日、一定額以上の利用者※大人の場合3000円以上の利用ごとに1枚/子どもの場合1500円以上のご利用毎に庭園入場券1枚配布
・庭園入場券(Web事前決済のみ)を予約した人※販売する日にち・枚数は限られる。販売しない日あり
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
夏休みの人気イベントランキング | 夏休みの人気スポットランキング |
最近見たイベント&スポットページはありません。