
東京都
2017年に東京で初めて開催された「文具女子博」は、文具にこだわる文具ファンに向けた、文具の即売イベント。2022年を最後に会場を横浜に移して以降、「また東京で開催してほしい!」という声を多数受け、「文具女子博トーキョー」として過去最大スケールで東京に帰ってくる!「文具縁日」など日本らしい遊び心あふれる企画や、日本文具のよさを楽しめるワークショップ型の出店もあり、まるで“文具のテーマパーク”のようなイベントだ。
文具女子博トーキョーの開催期間は、2025年6月26日(木)~29日(日)の4日間で、開催場所は東京都江東区の有明GYM-EX。今回は、文具女子博トーキョーの見どころやおすすめのオリジナル商品などを紹介する。
オリジナルイラストを使用した紙もの雑貨を販売する「ant's Handmade Market」の
ましかくメモ帳 neo cute柄(660円)
は、開催テーマの「どきどき!ネオ文具シティ」にもピッタリなメモ帳。かわいい絵柄のメモ紙は、2種類の柄が各40枚入りで合計80枚入っている。たっぷり使える、真四角でかわいいメモ帳だが、デザインに合わせてカットして使うのもおすすめだ。
文具女子博初出店の「アーテック」からは、
マスキングテープ レトロポップ&ガーリー(各440円)
を紹介。昔見たあの色、あの柄に、かつてのワクワク感を思い出すこと間違いなし。昭和レトロなポップカラーにときめく、ちょっぴり懐かしくてキュートなマスキングテープとなっている。あなたの好きを詰め込んで、ノスタルジックなデコレーションを楽しもう。
100年以上前からハンコを製造販売している株式会社アライのブランド「スタンプスタンダード」からは、「文具女子博限定!ワンポイントスタンプ」(各396円)を紹介する。東京開催の文具女子博で限定販売されるこのスタンプには、「ちゃんこ鍋」「雷門」「ユリカモメ」「花火東京」「摩天楼」「スクランブル交差点」の6種類の東京名物がそれぞれデザインされている。手帳やメモに捺して、東京の思い出を表現してみては?
開けるまで何が当たるかわからないランダム商品は、目当ての商品が当たるかなというドキドキ感や、商品との偶然の出合いによる特別感などがあり、イベント参加時の思い出として購入する人も多い。今回の文具女子博トーキョーでも、ランダム商品が販売される。ここでは、おすすめの商品3選を紹介していく。
マスキングテープくじ&ビュッフェ(1回300円)
は、「どきどき!ネオ文具シティ」モチーフの文具女子博オリジナルマスキングテープ全4種類のうち、どれか一つが必ずゲットできるくじ引き。なかでも、箔ありのデザインを引くと、豪華マスキングテープビュッフェにも参加できるので、運試しにぴったり。デザインの協賛は、さまざまな柄のマスキングテープを販売している「WORLD CRAFT」だ。
全10種類デザインの
ネオPin’sコレクション(1個500円)
は、おなじみの文具アイテムがピンバッジになった商品。コクヨの「Campusノート」柄には初代デザインが採用されているなど、アイデアの新しさとデザインの懐かしさが兼ね備わっている。バッグやペンケースに付けて、文具愛をアピールできるのもよい点だ。
デザインの新鮮さという点では、「WORLD CRAFT」の
海鮮巻マスキングテープ3巻セット(1100円)
も目が離せない。文具女子博限定アイテムで、全6種類ある絵柄のマスキングテープのうち、3個がランダムで入ったセットなのだが、衝撃なのはその入れ物。マスキングテープを3個収納できる海鮮巻のようなデザインの入れ物に、3種類の金色の箔入りマスキングテープが入っているのだ。開催地の有明といえば豊洲市場が有名というつながりから、「文具女子博トーキョー」の“文具の海鮮巻”をおみやげ買ってみるのもよいだろう。
今回は、文具女子博トーキョーの見どころや今回初めて登場する要素などについて、イベントを開催する日販セグモ株式会社の担当者に話を聞いてみた。
――文具女子博トーキョー開催の意図や狙いを教えてください。
毎年夏にポップアップとして東京で開催してきたのですが、おかげさまで開催前に入場チケットが完売する状況が続いておりました。今年はより多くのお客様にお楽しみいただけるように、文具女子博トーキョーとしてパワーアップした文具女子博をお届けいたします。
――文具に特化した祭典として、文具女子博を開催するというアイデアはどのように生まれましたか?
文具女子博の初開催は2017年12月です。当時Instagramでお気に入りの文具や、手帳をデコレーションした写真がたくさん上がっているのを見て、文具女子博開催のヒントを得ました。BtoB向けの商談イベントが多く、まだ一般ユーザー向けの文具イベントが少なかったのも理由の一つです。
弊社は検定事業をやっている会社なので、当時はまだあまりノウハウがなく、イベントをゼロから立ち上げるのが大変でした。ちょうど前年に開催した「パンのフェス」で培った経験も活かしながら、共催者さんの協力も得てコンセプト決めや出店者集めなどを行いました。
――これまでの文具女子博の反響や印象的だった感想の声などあれば、教えてください。
最初は年に一度の開催でしたが、全国の文具好きの皆さまから「うちの地域でもやってほしい!」というお声がたくさん届き、今ではさまざまな地域で開催することができて大変ありがたいです。昨今では国内のみならず、海外のお客様の来場も増えていて、日本の文具のよさを体感できる場にもなっており、うれしく思っております。
――今回の文具女子博トーキョーで初めて登場するコンテンツなどはありますか?
夏の開催にちなんで、会場ではまるで夏祭りのように文具に触れて楽しめる「文具縁日」を開催します!ゲームをクリアすると「“文具縁日巡り”台紙」にスタンプを押印してもらえます。台紙は文具女子博トーキョーのために特別にデザインされた、「きのこ社」コラボの昭和レトロなデザイン。ぜひお買い物以外の企画にも注目していただきたいです。浴衣でのご来場も大歓迎です!
――今回の文具女子博トーキョーでは神社風のコンテンツも登場するそうですが、そのアイデアはどのようにして生まれましたか?
文具好きにとっては、お気に入りの文具に出合うことや、新しい使い方を見つけることは、まるで“ご縁”のような特別な体験です。文具を愛する人たちの“推し文具”への想いや願いを伝える場を、神社風に表現できたらおもしろいのでは、という発想から「文房宮(ぶんぼうぐう)」が誕生しました。ご来場の皆さまがとっておきの文具と出合えるようにと願っています。
また、シヤチハタ株式会社とのコラボ企画は、日本文化である「御朱印」や「お遍路」にヒントを得て、会場内を巡りながら“文具のご利益”を集めるような体験を作りました。創業100周年を迎えたシヤチハタさんの、長年にわたり多くの人々の暮らしに寄り添ってきた歴史に敬意を込めて、文具に楽しく触れられる企画にしています。思い出として持ち帰れる、記念性のあるスタンプラリーとして、ご来場の皆さまにとって特別な体験になればと思っています。
――この記事で初めて文具女子博トーキョーを知る読者に伝えたい魅力を教えてください。
文具女子博はすべての文具好きの皆さまにお贈りする、“見て・触れて・買える”日本最大級の文具の祭典です。筆記具やノート、スタンプ、マスキングテープ、シール、インクなど、会場には7万点以上のアイテムが大集結!さらに、文具メーカーや作家との交流を通じて、商品の背景やこだわりに触れ、文具の魅力をより深く理解することができるのも「文具女子博」ならではの魅力です。お気に入りの文具との出合いをお楽しみください。
――最後に一言お願いします!
開催テーマは「どきどき!ネオ文具シティ」です。昔のものが新しくなる、復活という意味の「ネオ」。デジタルが主流なこの時代だからこそ、文具を使う楽しみ、選ぶ楽しみを味わってほしいという想いを込めています。文具が大好きな方も、ちょっと気になる…という方も、ぜひ一度文具女子博トーキョーに遊びにきてください!
これまでの常識をくつがえすスケールとワクワク感を携えて開催される文具女子博トーキョー。気分も装いも軽やかになる初夏のおでかけ先に“文具のテーマパーク”を選んでみてはいかが?
【「文具女子博トーキョー」開催概要】
■開催日:2025年6月26日(木)~6月29日(日)
■開催時刻:9時30分~17時(最終入場16時30分)
※最終日の6月29日(日)は16時までの開催です。(最終入場15時30分)
■会場:有明GYM-EX
■住所:東京都江東区有明1丁目10−1
■アクセス:ゆりかもめ「有明テニスの森駅」から徒歩約5分
■入場料:
5月26日(木)・27日(金):950円、28日(土)・29日(日):1050円
※システム利用料・発券手数料別
※入場チケットは事前に購入が必要です。当日券の販売はありません。
※定員に達し次第販売終了。
■主催:文具女子博実行委員会(日販セグモ株式会社、株式会社エムディーエス)
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文=平岡大和
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