
愛知県
2025年11月6日(木)~9日(日)の4日間、愛知県、岐阜県で開催されるFIA 世界ラリー選手権「フォーラムエイト・ラリージャパン 2025」。本大会は、ラリー競技の最高峰であるFIA 世界ラリー選手権(World Rally Championship/略称:WRC)のシリーズ戦のひとつである世界大会で、全14戦となる2025年シーズンの第13戦として日本で実施される。
こちらの概要発表会が7月17日に東京・池袋で行われ、ラリージャパン 2025 実行委員会会長の太田稔彦さん、副会長の小坂喬峰さん、競技長の高桑春雄さんが登壇。さらにゲストとして、ラリードライバーの新井敏弘選手、コ・ドライバーの梅本まどか選手、声優の三木眞一郎さんも駆けつけ、ピエール北川さんが司会を務めるなか、概要が紹介された。
FIA 世界ラリー選手権とは、FIA(国際自動車連盟)が総括する自動車競技の世界大会で、1973年の創設以来50年以上の歴史と伝統を誇る、世界最高峰のラリー選手権であり、ラリーが盛んな欧州では、4日間で100万人以上を集客するビッグイベントとして広く知られている。シリーズ戦の形式で、1年をかけて世界各国の公道を舞台に年間王者を争い、数十台のラリーカーがさまざまなコンディションの道を駆け抜けるシーンは世界中のファンを魅了し続けている。
2025年シーズンは全14戦で展開し、トップカテゴリーには車両を運転する「ドライバー」、車両に同乗して行き先をナビゲートする「コ・ドライバー」、参戦する3チームが争う「マニュファクチャラー」の3つのタイトルがある。各国で開催されるラリーの成績でポイントが付与されていき、それぞれのタイトルでチャンピオンが決まる…というのが大まかな流れだ。
トップカテゴリー以外にも、FIA 世界ラリー選手権の直下には「WRC2 選手権」があり、経験の少ない選手を対象とした「WRC2 チャレンジャー選手権」、50歳以上の選手を対象とした「WRC マスターズカップ」、29歳以下などの条件付きの選手を対象とした「ジュニアWRC」といったサポートカテゴリー選手権もあり、これらも盛り上がっている。
4年連続で愛知・岐阜で行われる本大会だが、2025年は“体感するラリー”をコンセプトに開催。新コースとして、豊田市市街地を全開走行する「豊田市スーパースペシャルステージ(SSS)」や、四季桜で有名な豊田市小原地区を走る「小原スペシャルステージ(SS)」などが新たに加わり、これらも話題になっている。
大会のコンセプトについては、太田会長より説明があり、「1:競技の魅力、2:ラリーと地域一体の盛り上がり、3:観戦者のラリーへの参加感。これらを3つの柱としつつ、ラリーをもっと体感してもらうことで、理解を深め、共感や楽しさを創出。そうしてラリー文化の醸成を図っていきます」とのことだった。
観戦チケットに関しては小坂副会長より説明があった。7月17日からの先行抽選販売の開始、ホスピタリティ・プログラムをはじめとした宿泊プランの用意、無料招待企画、ふるさと納税の返礼品としての観戦チケット、そして新たなオフィシャルグッズのオンライン販売開始などが発表された。
ちなみに、大会の拠点となる豊田スタジアムでは、体験コンテンツ「ラリー大学」をはじめ、物産展やキッチンカーの出店など、ラリーファンだけでなく、ラリーを初めて見る人や家族連れにも楽しんでもらえる企画を多数展開するという。
また、東京都・豊島区の中池袋公園で『WRCフォーラムエイト・ラリージャパン2025・体感フェスin池袋』を7月17日から7月20日(日)まで開催しているので、気になる人は会場まで足を運び、ラリーの魅力を間近で体感してみてはいかがだろう。
取材・文=ソムタム田井
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