沖縄県
沖縄県に2024年4⽉にオープンした新テーマパーク「Little Universe OKINAWA(リトルユニバース オキナワ)」。同テーマパークでは、イマ―シブなデジタル空間演出やミニチュアの世界を楽しむことができる。
那覇空港から車で約20分の場所、沖縄県豊⾒城市の⼤型商業施設「イーアス沖縄豊崎」内に誕生した「Little Universe OKINAWA」は、オープンからわずか1週間で来場者数1万人を突破した注目の施設。暑さや雨などの天候に左右されない室内エンターテインメント施設となっており、多彩なコンテンツを体験することができる。
まず、入口には天井が段々と低くなっていく不思議なトンネル、∞(無限大)トンネルが。そこを潜り抜けると、日常からLittle Universeの世界へ入っていくことができる。
そしてその先には、幾何学模様が宙に浮いて輝く、幻想的なかがみのこみちが広がり、異世界の雰囲気に。鏡を活用するとユニークな写真が撮れるので、フォトスポットとしても人気を集めている。
さらに「写真を撮るのも見るのもおもしろい」と、来場者から反響を呼んでいるのが、1980年代の東京・麻布十番の街の様子をミニチュアで繊細に表現したレトロ東京。この街のなかには、リアルに作られた有名店や、自走する自転車などさまざまな見どころがあり、その細かい仕掛けにも驚かされる。
実際に現地を訪れ体験してみた記者がおもしろいと感じたのは、最新の360度スキャンカメラで全身を撮影する3Dフォトスタジオ。自分自身を再現した小さなアバター「マイアバター」(1500円)を作れば、それをスマートフォン内で動かして、前述のミニチュアの街を探検するなど、遊ぶことができるのだ。
かなりリアルに再現された立体的な自分自身の画像が、なめらかに踊ったり、スケートボードで駆け回ったりする様子を見れば、アバターにハマってしまうこと間違いなし!その動くアバターを3Dスタンプとしてゲットして、LINEなどで家族や友だちをあっと驚かせてみては?
同施設では、「『子どもの今の姿を3Dで残しておきたい』『メタバースなどの仮想空間で遊ぶための3Dデータを作りたい』といったニーズに応えられるのがマイアバターです」と解説。「撮影するとVRMというデータにできるのですが、VRMは3Dモデルの人型アバター専用のファイルフォーマットで、VR(仮想現実)向けの最先端のデータ。この分野に詳しい方は、この価格でその場でデータが作れることにかなり驚かれるはず。これまで十数万はかかり、高くて手が出せなかったデータが、沖縄で気軽に作ることができるのです」と説明している。沖縄旅行の最初に立ち寄ってこのデータをスマートフォンに保存すれば、“ぬい撮り(ぬいぐるみを使ってさまざまなシーンで撮影すること)”のように訪れた先々でユニークな写真が撮れるので、ぜひチェックしてみてほしい。
ちなみにここでは、3Dスキャンしたこのデータをもとに、世界にひとつだけのオリジナルフィギュアを作ることも可能。1/80フィギュア(約2センチメートル)作成プランで、シングル2500円・ペア3500円・ファミリー4500円となっており、Little Universe内の好きなエリアに住まわせることができるサービス「住民権」を利用することもできる。
ほかには、18世紀の沖縄を舞台とした琉球王朝エリアや、日本を代表する有名アニメ作品関連の展示エリア、プロジェクションマッピングなども楽しめる同所。広報担当者は、「お子さま連れにも好評の人工芝生エリアなどもありますし、屋内ということで、夏の暑い日や雨の日も楽しめますので、『ちょっとリラックスしたい』というときにも来ていただけたらと思います」と話している。
取材・文=平井あゆみ
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