全国
夏の屋外。フィールドの主役に負けない熱量で、声を張り上げる人たちがいる。スタンドからエールを送り続ける「応援者」だ。けれど、主役と同じくらい過酷な環境に身を置きながら、彼ら自身の暑さ対策はあと回しにされてはいないだろうか。
その盲点に光を当てたのが、味の素の「アクアソリタ」だ。2026年6月10日に開かれたメディア発表会。新プロジェクトの始動とともに語られたのは、「応援熱中症」という見えざる脅威の実態と、それを支える経口補水液の底力。スペシャルゲストのティモンディの2人や早稲田実業学校高等部吹奏楽部の面々が繰り広げた、熱くてどこか温かい、当日の学びの場をお届けする。
発表会の幕開けを飾ったのは、大阪桐蔭高等学校吹奏楽部の生徒たちが協力したドキュメンタリームービーだ。応援席という「もう一つのフィールド」の過酷さが描かれた映像では、学生たちが「前髪からも首からも汗はダラダラの状態で、頑張って応援をしています」「太陽が楽器に直接当たるので、楽器が熱くなって、暑さを感じます」と生々しい現状を語る。「応援が途切れないように。止まらないように」というナレーションが、見る者の胸にじんわりと響く。
続いて登壇した味の素株式会社の山本忠雄グループ長(コンシューマーフーズ事業部 ニュートリションケアグループ長)は、近年の酷暑に伴う経口補水液市場の急成長に触れた。市場規模はこの10年で2倍以上の153億円に拡大。その中で今年20周年を迎えるアクアソリタは、10年前と比較して約7倍もの売上を記録しているという。
これほど支持される理由は、独自の技術が生み出す「圧倒的な飲みやすさ」にある。山本グループ長は「経口補水液に対するイメージは『しょっぱくて飲みにくい』というのが一般的ですが、アクアソリタは弊社のおいしさ設計技術によって、すっきりとした甘みとまろやかな味わいに仕上げてあります。だから毎日、安心しておいしく飲み続けられます」とその魅力をアピールする。塩分控えめで低カロリー。もちろん、水分を体内に保持する力にも優れている。ペットボトルだけでなく、小さな子どもでも手に取りやすいりんご風味やゆず風味のゼリータイプもあり、豊富なラインナップが揃う。
もともとアクアソリタは、日常生活や乾燥しがちな季節の水分・電解質補給、そしてあらゆる熱中症対策のために幅広く開発され、愛されてきた経口補水液だ。そんな熱中症対策のプロフェッショナルであるアクアソリタがこの夏、新たに光を当てたのが「応援熱中症」というテーマなのだ。
例えば甲子園を応援する吹奏楽部の部員たちは長い時間、屋外で声を張り上げ、楽器を演奏し続ける。当然、体は強い暑さのストレスに晒される。それなのに「自分たちは選手のように激しく動いていないから大丈夫」と思い込み、水分補給はついついあと回しにしがちだ。山本グループ長は「この見過ごされやすいリスクを『応援熱中症』と定義し、アクアソリタを通じて応援する方々の命と健康を守っていきたいと考えています」と、プロジェクトに込めた強い決意を明かした。
「応援する人の応援団長」として登壇したのは、ティモンディの高岸宏行さん、前田裕太さんの2人だ。いつもは高岸さんがオレンジ、前田さんがブルーという鮮やかなスーツ姿でおなじみの2人だが、この日はプロジェクトのテーマに合わせ、お互いに凛々しい黒の学ラン姿で登場。
高岸さんは「高岸です!よろしくお願いします!」と元気にあいさつ。「応援する人の応援団長」のたすきを山本グループ長から誇らしげに受け取ると、「やればできる!よろしくお願いします!」と大声で応えた。
愛媛の強豪・済美高校野球部で汗を流した2人にとって、夏のグラウンドは特別な場所だ。前田さんは当時のスタンドを思い出しながら語る。「我々は、だいぶ昔なので今の子どもたちとちょっと環境が違うんですけれど。僕らは野球をやっていましたが、水分補給の時間があまり確保されていなくてなかなか大変でした。(そんな当時の環境でも)僕らが試合に出たりすると、いろんな人が暑い中応援してくれていたのは、いま振り返ってみるとやっぱりすごいなって思いますね」
一方、現役のプロ野球選手としてもマウンドに立つ高岸さんは、「(熱中症に)何度もありましたよ。僕、昨年も熱中症になってしまいました」と明かす。「やっぱり油断があったのかなと。応援する側も、応援して熱を込めるからこそ、自分自身の熱中症対策っていうのも大切だなって思いますね」
また、事前にアクアソリタを試飲した感想として、前田さんは「今までの経口補水液って、しょっぱいというか味が強い感じがしたんですけど、(アクアソリタは)すごいマイルドで甘めで柔らかくて、年齢関係なく飲みやすくていいなって思いましたね」とコメント。高岸さんも「すっきりしてるっていう印象です。もう回復しそうだっていう、みなぎるぞっていう、みなぎり味だ!」と熱く語り、会場を盛り上げていた。
ステージには、甲子園のアルプススタンドを揺らす早稲田実業高等部吹奏楽部の生徒たちも合流。応援の裏側のリアルな声も聞くことができた。
大太鼓を担当する長井部長は「部活で2回ほど甲子園の野球応援に行ったんですが、僕自身は2回とも大太鼓を担当しました。やっぱり大太鼓というのは腕も使うし、全身も使わないと演奏できない楽器なので、特に熱中症には気をつけています」と語る。日頃の対策としては「保護者の方々にも協力していただいて、氷とか水分をすぐにこまめに配っていただくなどの対策を部活全体でしております」と話してくれた。
ほかにも、楽器の照り返しで顔が熱くなってしまう、という金管楽器ならではの苦労や、演奏しながら左右に揺れたりジャンプしたりするので立ちくらみが起きることもある、というアルプスで応援した際の経験も語ってくれた。長時間の演奏を終え、へとへとになった体で重たい楽器を運ぶ帰り道。彼らの言葉の一つひとつには、当事者だからこその重みがあった。
そんな過酷な環境からみんなを守るため、熱中症対策の専門家である谷口英喜先生(済生会横浜市東部病院患者支援センター長)を迎え、熱血授業が始まった。お互いを思いやるために胸に刻みたい、大事な「三箇条」だ。
其の一『応援する人も熱中症になるぞ!リスクを見逃すな!』
「『応援する人も熱中症になる。リスクを見逃すな』ということですが、これにはどんなリスクがあるんでしょうか?」という司会からの問いに対し、谷口先生は「暑い中で大声を出したり演奏したりというのは脱水症状が出やすくなります。応援に集中すると自身の体調変化の自覚が遅れますし、周りも異変に気付きにくくなるので、熱中症のリスクが高まります」と警鐘を鳴らす。
其の二『応援に夢中になっても体調の変化に注意だ!』
「熱中症というとバタッと倒れるようなイメージがありますけども、めまいや立ちくらみ…吹奏楽部の皆さんだったら、いつも通り楽器が演奏できなくなった、間違いが多くなったという状況ですね。そういう熱中症の危険のサインに要注意です」
其の三『応援中も水分補給を忘れるな!アクアソリタ、持ってるぞ!』
さらに谷口先生は、喉の渇きを忘れがちな応援にはあらかじめ経口補水液を準備しておくことの重要性を説き、「自分だけでなく友達のことも気にかけて、経口補水液をこまめに飲むのを意識することが重要です」と応援する仲間同士の助け合いの大切さを語った。
勉強のあとは、吹奏楽部の生徒たちによる「早稲田実業応援曲メドレー」の生演奏が行われた。目の前で響き渡る、身体の奥を揺さぶるような大迫力の音。ティモンディの2人はその圧倒的なエネルギーを全身で受け止めながら、全力で指揮をするように大きく手を振って応援する。
熱のこもった演奏が終わると、前田さんは「みんなで応援することを、一緒になってできて最高でしたね」と顔をほころばせた。
たくさん汗をかいた部員たちへ、ティモンディの2人から冷たいアクアソリタが手渡される。そして待ちに待った試飲タイム。
「あー、染みる!染み渡る!」「飲みやすい」「優しいりんご風味でいいですね」と前田さんがしみじみつぶやくと、高岸さんも「うわ、うまい!」「本当飲みやすいわ」と声をあげる。過酷な演奏を終えて喉を潤した生徒たちからも、ホッとした笑顔がこぼれた。
「応援にも、応援が必要だ。」
今年の夏、照りつけるスタンドや沿道で、大切な誰かのために汗を流すすべての人たちへ。アクアソリタはそっと寄り添い、優しく喉と体を潤し続けることだろう。
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
取材・文・撮影=北村康行
| 夏休みの人気イベントランキング | 夏休みの人気スポットランキング |
最近見たイベント&スポットページはありません。