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「小諸なる古城のほとり~」という書き出しで有名な詩『千曲川旅情の歌』。この詩の作家、明治の文豪・島崎藤村はこの地で過ごした足かけ7年の生活の中で、数多くの作品を産み出していた。1899(明治32)年、恩師・木村熊二の招きによって小諸義塾の国語・英語教師として赴任し、1905(明治38)年に去るまでの間、『爺』『老嬢』『水彩画家』といった短編小説を発表し、『千曲川のスケッチ』を書き始め、最初の長編小説『破戒』を起稿していた。私生活でも函館の網問屋秦慶治の三女冬子と結婚し、3人の娘が生まれたのも小諸でのことだった。ここでは、詩から小説へと転向していった藤村にとって重要な時代である小諸での作品や資料、遺品などが展示されている。
天気情報提供元:株式会社ライフビジネスウェザー
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